・Jimdo Best Content(内容が優れている)
・Jimdo Best Online Store(オンラインストアとして優れている)
・Jimdo Founder Selection(Jimdoの創業者が選出)
・JimdoExpert Selection(2018年の特別賞 JimdoExpertが選出)
・Jimdo Best Page (総合的に優れたホームページ)
今年の Jimdo Best Pages について
年に一度、Jimdo で作られた今年最高のホームページを選出する「Jimdo Best Pages」が 2018 年 11 月 9 日(金)に開催されました。2018 年 9 月 14 日(金)〜 10 月 4 日(木)の期間中に応募のあった 836 サイトから、一次審査を通過した 10 サイトがノミネート。その中から最終審査で選ばれた受賞サイトの紹介やイベントの様子をレポートします。
今回、イベント会場として使用したのは、港区芝公園にある「THE PLACE of TOKYO」。東京タワーが目の前という立地は、全国各地からご来場いただく皆さんをおもてなしするのにぴったりな場所でした。
Jimdo では Jimdoユーザーの皆さまに感謝を込めて年に一回「PAGES」という Jimdo の最大イベントを開催しており、その中で、Jimdo で作られた今年最高のホームページを選出する「Jimdo Best Pages」があります。今年は、来年の 10 周年に向けた準備期間ということで PAGES の開催はありませんでしたが、表彰式である「Jimdo Best Pages」に重点を置き単体で開催。ドレスコードを設定したため、皆さんそれぞれの着こなしを楽しみながらご参加いただきました。
いよいよイベントスタート!
イベント開演時間となった 15 時。司会の田仲メリアンさんから、本イベント開催にあたっての経緯や受賞についての紹介がありました。そして、オープニングムービーが流れ、いよいよ Best Pages がスタート!
受賞サイトの発表前に、2014 年から「Best Pages」の審査員をしていただいている、株式会社ウェブライダー代表の松尾茂起さんより、「サイトをつくる時代から、行動をつくる時代へ」というテーマのお話がありました。
「今の時代、毎日いろんなサイトやコンテンツが立ち上がり、情報が氾濫している。単純に情報だけを出しても、行動してもらうのは難しい時代。どのように情報を出せば相手の心が動いて、行動してくれるかを設計するフェーズに来ている」と、Web コンテンツを生み出す現場に携わっているからこその視点に、皆さんしっかりと耳を傾けていました。
そして、審査員のご紹介。今回は、お話をいただいた松尾茂起さん、株式会社アンティー・ファクトリー代表取締役の中川直樹さん、そして、ネットショップ担当者フォーラム編集長である瀧川正美さんの代理として、同サイトの立ち上げに携わった内山美枝子さんの 3 名に当日ご参加いただき、共同創業者 & CEOの Matthias Henze は当日参加できないため、動画でのメッセージをいただきました。
続いて、一次審査を通過したノミネート 10 サイト を 1 つずつ、スクリーンに映しながら解説。どのサイトも個性があり、それぞれ違う魅力が伝わってきます。
全てのノミネートサイトが紹介された後は、一旦休憩時間です。会場の入口には、ホテル自慢の色鮮やかなスイーツとドリンクが用意されており、緊張していた参加者の雰囲気も和やかに。来場者同士やスタッフとの会話も弾んでいました。
Jimdo Best Page 各賞のトロフィーは毎年、石川県にある「仏師(ぶっし)」の坂上俊陽さんによるもの。Jimdo を象徴する漆黒のメガホンを、手彫りで仕上げた本の上に添えたデザインです。
2018 年の受賞サイトの発表
■ Jimdo Best Design
そしていよいよ、受賞サイトが発表!
まずは、優れたデザインのホームページに贈られる「Jimdo Best Design」
選ばれたのは、「ならまち 町家宿 となり」です。今回、オーナー様が参加できなかったため、代理としてホームページ制作に携わった服部制作室の服部雄樹さんが登壇しました。受賞した「ならまち 町家宿 となり」は、奈良市歴史的風致形成建造物に指定された 12 月オープンの宿。制作を担当した服部さんは、実際にならまちを歩いて感じた、“ゆっくり、まるで暮らすように” というテーマに沿って制作したと話してくれました。
審査員の中川さんは、「このサイトはブランド感も伝わってくるし、空白や文字の配色も読みやすく、行間も適切。一番下に配置されている Instagram のコンテンツにもキレイな写真が埋め込まれていて、見た目も美しい。全てにおいて高得点を獲得しました」と評価の理由を述べました。
利用レイアウト:Miami
■ Jimdo Best Content
続いて、優れたコンテンツを有するホームページに送られる「Jimdo Best Content」
選ばれたのは、兵庫県の小さなアトリエで、古い布製品やアンティーク生地をリメイクして日傘を作っているサイト「柴田民緒 TAMIO Shibata Official Site」です。柴田さんは受賞に驚きを隠せない様子で、「どの年代の方にもわかっていただきやすいように、よりシンプルを心がけて作った」とコメント。
コンテンツのプロフェッショナルである審査員の松尾さんからは、「古くなった着物をこのように再利用すると良いという提案をする一方で、実際に行動したくなるような信頼できるコンテンツの見せ方も出来ている。このサイトは、この人であれば自分が大切にしていた着物を託しても良いかな、と思えるような構造になっている」という言葉がありました。
利用レイアウト:Zurich
■ Jimdo Best Online Store
優れたネットショップに贈られる「Jimdo Best Online Store」
選ばれたのは、「八重山三線工房」が受賞。こちらもオーナー様が参加できなかったため、制作者である服部さんが代理でトロフィーを受け取りました。
内山さんからは、実際に受賞サイトを選んだ瀧川さんからのコメントを代読いただきました。「こちらで扱う商材は 24 万円〜という高級なもの。なぜこの価格なのか、どのような価値を提供できるのかを文章できちんと訴求できている。また、商品はハードケースに入れて送ることを写真付きで説明しており、消費者の不安を解消する工夫も施されている。物が増えている時代、他人が持っていない自分だけの商品が欲しいという人が増えている。自分だけの三線は、とても価値があるサービスだと思う」
利用レイアウト: Tokyo
■ Jimdo Founder Selection
そして、 Jimdo 創業者が選んだホームページに贈られる「Jimdo Founder Selection」
選ばれたのは、「備前の国 総社宮」。今回イベントに参加できなかった、Jimdo 創業者・CEO のマティアス・ヘンツェの代理として、Jimdo Japan を運営する株式会社 KDDI ウェブコミュニケーションズ副社長の高畑哲平がトロフィーを授与。マティアス本人からも、動画によるメッセージがありました。
「サイトの背景動画は、この土地や文化をよく知らない私を引き込ませ、次に日本に訪れた際に行きたい場所のひとつになりました。ページの構成もとても良く、欲しい情報が手の届くところにあるということを、このホームページから感じることができました。」
また、受賞者の武部さんは、イベント会場に来る前に、出雲大社の遥拝所(ようはいじょ)でもある神田明神にお参りしてきたそう。「出雲大社は縁結びのご利益で有名な神様です。そして、私の奉仕しております、備前の国 総社宮も同じ神様です。ご縁をたくさんいただいただおかげで、この賞が受賞できたと感じております。また、このホームページを通じて、多くの方々にご縁をたくさん結んでいただき、それぞれにしっかり御利益があることを心から願っております」と素敵なコメントをいただきました。
利用レイアウト: Stockholm
■ JimdoExpert Selection
続いて、2018 年の特別賞として設けられた、JimdoExpert が選ぶホームページ「JimdoExpert Selection」は「瀬戸内デニム」が受賞。広島県にある瀬戸内デニムは、まだ創業して 3 ヶ月。代表取締役の池田好美さんは、「毎日大変な日々でしたが、この賞をいただけたことが嬉しく、今後の励みになります。ホームページに関して困っている創業者の方々に、Jimdo だとこんなに簡単にホームページができるということを伝えてあげたい」と嬉しいお言葉がありました。
JimdoExpert 野崎晃さんは受賞の理由をこう語りました。「このサイトは、素晴らしい写真を活かしたデザイン、そして情報がちゃんと適切に伝えられている。製品には ”想い” があるので、それを伝え過ぎてしまうと見ている人が欲しい情報じゃない場合がある。でもこのサイトは、製品の魅力や特徴、そして会社のことも分かりやすく表現されていた」
利用レイアウト: Stockholm
■ Jimdo Best Page
そしていよいよ、残る賞はひとつ。待ちに待った、2018年最も優れたホームページ「Jimdo Best Page」の発表です。
なんと受賞サイトは「Best Design」とダブルで受賞となる「ならまち 町家宿 となり」に決定しました!
受賞理由として、審査員の中川さんは「ならまち自体の魅力や、写経体験や和菓子作り体験などのアクティビティなど、行動を促すようなコンテンツが綺麗に描かれていた。ただ来てくれる人だけではなく、来ようとしてくれている人、そして、全く関係のない人たちも引き込むための、行動をデザインするということに対して計算され尽くされている」と語った。
利用レイアウト:Miami
続けて、「今回、受賞されなかったサイトも含めて、どのサイトも本当に素晴らしかった。毎年、皆さんのホームページが上手くなってきているけれど、見た目が良いだけでなくプラスαの手が加えられ、全体的にレベルが上がってきている」と、イベントの総評がありました。
最後に受賞者と審査員で記念撮影を行い、副社長の高畑からの挨拶で「Jimdo Best Pages 2018」が終了しました。来年2019年は「Jimdo」が日本でリリースされてから10周年という節目の年。来年、どのような形でお会いできるかわかりませんが、皆さんにお会い出来ることを楽しみにしています。