ホームページをGoogleの強調スニペットとして取り上げてもらうための裏技

誰しも、Google検索順位の1位になりたいでしょう。しかし、0位を狙ったことはありますか? 2014年からGoogle検索では、通常の順位の上に”ポジションゼロ”として強調スニペットとアンサーボックスを追加しています。アンサーボックスは便利で、クリックができ、トラフィックを増やすのに絶好の場所にあります。この上部に強調された場所を、自らのホームページに取得することは可能なのでしょうか?

 

このコラムでは、Googleの強調スニペットがどんなもので、なぜ有益なのか、ホームページをアンサーボックスに表示するためにどのように役立つのかについて解説していきます。

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Googleの強調スニペットとは?

強調スニペットとは、Googleの検索結果の一番上に表示されるアンサーボックスで、大抵、小さな枠の中に、短い段落の文章と1つの画像が表示されています。

 

全ての検索結果にこのアンサーボックスが表示されるわけではありませんが、頻繁に出てきます。強調スニペットの63%は文章ですが、リスト形式や、表形式のものもあります。

ホームページをGoogleの強調スニペットとして取り上げてもらうための裏技
強調スニペット例

なぜ強調スニペットが検索において重要なのか?

この手のアンサーボックスが表示される検索クエリは15%程度ですが、今後増えてくるでしょう。強調スニペットは検索していることに対しての答えを素早く見つけられ、明らかに人目を引きます。特に、閲覧者数が増えている "モバイルユーザー" にとっては便利なものです。またアンサーボックスはSiriやAlexaといった音声で起動する端末でも、アンサーボックスの内容を読み上げられるので有効です。

 

しかし、ここで考えうるのは、「ユーザーはすぐに答えを知ることができるため、サイトへ飛ばないのでは?」ということですが、Googleは強調スニペットによってクリックによる流入は減らないと主張しています。ほかのSEOも同意していて、ホームページをその場所に表示させることは、たとえクリックされなくても、ブランド認知の意味では十分に価値があります。

Googleのアンサーボックスにサイトが表示される方法

  1. お客さまが気になる質問を考えてみる
  2. それらの質問がすでに強調スニペットを表示しているかみる
  3. 強調スニペット形式で独自のより良い答えを書く
  4. その答えをサイト内に載せ、正確にフォーマット化する

 

残念ながら、強調スニペットとしてページを表示したり、Googleに依頼することはできません。彼らは独自でどのページを表示するかを決めているので、他のSEOの秘訣同様、ちょっとしたが技が必要です。

 

しかし、ちょっとした微調整で、コンテンツをより魅力的なものにし、強調スニペットとして表示される可能性を高めることはできます。そして、それは現在検索クエリが1位でなくともできることです。

 

これはGoogleがそのサイトが信頼でき、文章としてその質問に答えていれば、検索順位が下位のサイトからも強調スニペットを取り上げるからです。実に朗報ですね。

 

では、その裏技を細かく見ていきましょう。

1.お客さまが気になる質問を考えてみる

ほとんどの人にとって、これはキーワード検索に関わることですが、これに時間を必要以上にかける必要はありません。事業を経営していれば、潜在顧客が質問しそうなことはすでに知っているはずです。

 

はい・いいえや、二言三言で答えられる質問や、”土曜は営業していますか”といったような特定の質問ではなく、市場の誰かが、たとえあなたの事業について全く聞いたことがなくても、商品やサービスについて聞くであろう幅広い質問について考えましょう。

 

例えば、帽子を売っているなら”帽子のサイズの測り方”といったような質問になるでしょうし、配管工なら、”水漏れした蛇口の直し方”といった質問になるでしょう。同時に、専門用語についても、情報を提供できます。

 

このような一般的で、高質なコンテンツを書けば、サイトを見つけてもらえてアクセスしてもらえるでしょうし、あなた自身や仕事についても知ってもらえるでしょう。

2.それらの質問がすでに強調スニペットを表示しているか確認する

質問事項を決めたら、次は競合を調べ、それらの質問に対し誰が現在のアンサーボックスを取っているのかを調べます。彼らの回答は完璧でしょうか?

 

もしそうでなければ(Google自身のセレクトであっても、良くない回答の場合もあります)、あなたのサイトを表示できるチャンスです! しかしもし、アンサーボックスがまだなければ、代わりの他の質問にチャレンジしましょう。

 

一部のSEO事業者は、まだ存在しないアンサーボックスに向けてコンテンツを作成し、Googleがアンサーボックスを新たに設置することを期待するよりも、”脆弱な”アンサーボックスに取って代わることを狙うことを推奨しています。

3.強調スニペット形式で独自のより良い答えを書く

次は、決めた質問について、明快で、簡潔な、文字通り質問に答える回答を腰を据えて作成しましょう。Googleは長々と書かれた情報ではなく、明らかで、簡潔な回答を探しています。結局の所、それがアンサーボックス自体の魅力なのです。最大120~150文字程度を目指しましょう。

 

専門用語ではなく、普段の生活で人々が話、入力する平易な言葉を使いましょう。回りくどい言い回しではなく、正確で、わかりやすい表現を心がけましょう。誰もしていないようなユニークな回答にする必要は全くありません。実際、オンライン上の信頼性の高い他の情報源と答えが一致するようであれば、より良い結果を望めます。

4.その答えをサイト内に載せ、正確にフォーマット化する

回答を作成し終わったら、いよいよサイトへ掲載する最終段階です。ちょっとしたフォーマットを使うことで、Googleがアンサーボックスの素材として、そのコンテンツを認識するのに役立ちます

 

こういった回答はサイト内ではどこにおくべきでしょうか? 一番はFAQページです。もしくは、商品詳細ページの購入ガイドとか。しかし、どこででも質問に答えることはできます。ただ、見出しをつけておくことを忘れずに!

試行錯誤が必要だが、獲得努力をするだけの価値がある

アンサーボックスの獲得を目指すことは、サイトにとって楽しくやりがいのある経験となるでしょう。強調スニペット獲得にならずとも、上記の手順を試すことで、高質で有益なコンテンツをサイトに作ることができます。それが長期的に、事業やSEO、顧客にも役立つことになります。さらに詳しいことはSEO初心者ガイドを参照してみてください。