仕事を効率化できれば、他の仕事にも取りかかることができ心にも余裕が持てるのに・・・と思ったことはありませんか? 実は仕事の生産性というは曜日によって変化します。特に一週間分のパワーを使い果たしてしまった金曜日は、最も生産性が低い曜日とされています。また、週末のことを考えて集中力がきれてしまっている曜日であるのも原因の1つの言えます。
そのため、仕事の生産性を上げるためには金曜日の過ごし方を見直す必要がありそうです。今回ご紹介するのは、金曜日をなんとなく仕事をこなす日にするのではなく、次週に向けて自分の気分を上げたり、スムーズに仕事ができるように調整をする日として使うことで、捗(はかど)らない仕事や月曜日に感じるストレスを減らし、結果として仕事の生産性を上げるための「金曜日の6つの習慣」をご紹介します。
6つの習慣:その1
▶︎簡単な仕事(作業)を金曜日に!
冒頭でもお伝えしたように「金曜日は一週間の中で最も生産性が低い」との結果が出ています。いきなり生産性の高い人間になることは難しいので、まずは金曜日が他の曜日とは違うんだという事実を受け入れることが大事です。そうすることで、金曜日についての考え方や過ごし方を刷新することができるはずです。
金曜日は意見を出す会議を多くするよりも、単純作業などの方が向いているでしょう。そのため、新しい企画のプレゼンテーションや会議などは木曜日までに終わらせてしまって、金曜日は簡単な仕事(作業)をする日と決めてしまっても良いかもしれません。
6つの習慣:その2
▶︎覚えているうちに、月曜日のTo-Do(やること)リストを作る
生産性の研究の中で興味深いことは、「月曜日の生産性は一番ではなく2番」だということです。これは、週末から仕事モードへの切り替えが必要なため、いつもよりもその日(またはその週)のTo-Do(やること)リストを立てることに時間を費やすからです。
上記のことからお気付きかもしれませんが、月曜日は計画を立てることには向きません。月曜日には、いろいろな細かいことが頭から抜け落ちてしまっていますし、週末の間に届いた大量なメールの確認や仕事の依頼が飛び交って集中が散乱することが多いのです。そのため、一週間のスタートを切る最も重要な月曜日の朝を、仕事へのウォーミングアップや、今週すべきことを漠然と思い出すことに費やす代わりに、席に着いてすぐに仕事に取りかかれる状態にすることが仕事の生産性を上げるポイントになってきます。
月曜日が計画を立てることに向いていないことの反対に、金曜日は一週間を振り返り今週完了したタスクや残っているタスクを整理し、次週にやるべきことの計画を立てるのにはベストです。月曜日に良いスタートダッシュを切れるようにやるべきことを優先度順に書いておきます。詳細も箇条書きで書いておきましょう。例えば、単に「取引先にメール」とだけ走り書きしていたら、月曜日になると一体何についてメールするのかを覚えていないかもしれません。最低でもどこの取引先なのかは書いておきましょう。
6つの習慣:その3
▶︎今週やったことを記録しておく
チームでのミーティングや個人で取り組んでいる作業など、その週に何をしたのかを箇条書きで書いておくのは次週すべきことを明確にする上で役に立ちます。念を押しますが、それをするのは金曜日です。余裕がある方は、毎日その日の振り返りができると尚良いですが、毎日記録するのが難しい方は金曜日に一週間分のやったことを記録する癖をつけてみてください。
今週やったことを記録する習慣ができると、頭と心の整理ができるため、気持ちが軽くなるはずです。また、完了した仕事を把握することは次の仕事のスケジュールを立てるためでもありますが、今週一週間頑張ったという指標にもなるため達成感にも繋がります。
今までやることリストの「できなかったタスク(仕事)」にこだわり、タスク(仕事)をやり終えた自分を褒めることを忘れてしまっていませんか? 特に、フリーランスとして働いていると、背中をポンと叩いて褒めてくれる人は多くはありません。そのため、達成感を自分で作ることで仕事へのやりがいを感じることができます。
6つの習慣:その4
▶︎頼みごとは金曜日にする
平日の他の曜日に比べて金曜日に遅くまで残業をする人は少ないように思います。翌日のことを考えず心を解放できるので同僚や先輩とお酒を交わしながら本音で語り合い、一週間頑張った自分へご褒美の日とする人は多いのではないでしょうか? そのため金曜日は無意識に「早く帰りたい!」と思っているので、一般的には頼みごとなどはしないほうが良いと思われていますね。しかし、反対の意味で捉えてみると、頼みごとをする相手もあなたと同様に週末のことを楽しみにしているので気分が良いはずですし、次週の時間に対して比較的寛容的であるため、時間を作ってもらったり頼みごとをするには最適なタイミングでしょう。
また金曜日に頼みごとをすることで、頼まれた側も前もって来週のスケジュールの調整をすることができるため相手にもメリットがあります。また、人が「はい」と許可を出しやすいのは金曜日であるとも言われています。
6つの習慣:その5
▶︎感謝の気持ちを伝える
金曜日は、基本的にその週を振り返ることに使うのが良いのと、いつもよりリラックスして心がオープンになっている日でもあるので、これを利用して一緒に働いている人達へのちょっとした感謝の気持ちを示すにもいいタイミングです。
仕事も人と人との関わりであることには変わりありません。感謝の気持ちを伝えることができるあなたに対して、悪く思う人はいないはずです。そして、あなたの頼みごとを快く受け入れてくれたり、あなたの仕事のフォローをしてくれる人も出てくるでしょう。これが結果として、あなたの仕事の効率化に影響してきます。
お礼と言っても安っぽすぎたり、堅苦しすぎたりするのか返って相手に不快感を与えてしまうかもしれません。もし感謝の気持ちを伝えたい特定の話題があるのであれば、躊躇せずにありがとうと伝えてみましょう。お礼を言われて嫌な気分になる人はいませんし、あなたの前向きな気持ちが影響して、相手も足取り軽く週末を迎えられるでしょう。
ただ覚えておいて欲しいのは、これは率直な感謝を伝える時間であって、フィードバックの時間ではないということです。
6つの習慣:その6
▶︎心の声を聞いて未来について考える
「金曜日は新しいことを始めるには向かない」と言っているのを聞いたことがある人もいるでしょう。しかし本当にそうなのでしょうか? そのように言われるのは、一般的に一週間で燃え尽きている人が多いことから、金曜日に新しいことをする体力はないと思われているためです。基本的に新しいことを始めるには多少の体力や覚悟が必要ですから、そのように思われるのも否定はできません。
しかし、実際には金曜日は未来のことについて考えるには完璧な日なんです。なぜなら、普段よりリラックスしていて柔軟な考えができるので、金曜日は「漠然とした考え」や「本当は何をしたいのか」などを本音で話すには最適な時間だと思います。そのように、将来自分がありたい姿を思い描くことで、日々どう過ごすべきなのかが洗い出せますし、週末の睡眠中に無意識でもそのことについて熟考して、月曜日に新鮮なアイデアが生まれているものです。
週末を楽しんでエネルギーをチャージ!
あなたは家に帰らず会社に寝泊まりしたり、深夜までの残業を繰り返し私生活へも影響を及ぼすほど仕事にフォーカスしすぎていませんか?
もし、あなたもこれに近しい状態なら仕事の生産性を考える上で最も良くない生活習慣です。分かってはいるけれども、その習慣から抜け出せない人もいるはずです。生産性を上げるために最も重要ポイントは、仕事への力をチャージするための時間をしっかりと取ること。
そのため「仕事は職場でのみ、自宅には持ち込まない」「残業する習慣を断ち切る」と意思を持って日々仕事に臨むと、仕事の生産性を上げるだけではなく精神的な負担も軽減でき、仕事への活力も生まれてくるはずです。休みなく働くことは、一番大事にするべき身体やあなたの生活自体を危険にさらす悪習慣なのですぐに辞めましょう。
さて、今回の記事では「仕事の効率を上げる金曜日の過ごし方」についてご紹介しました。今回紹介した 6 つの習慣を実践すれば、あなたにとって金曜日が大切な日になり、月曜日を迎えるのが憂鬱ではなくなるはずです。それは、金曜日が他の曜日とは違うと受け入れ、金曜日にぴったりな過ごし方をすることで手に入れることができます。また、自分と向き合い元気を取り戻す機会とすることで、月曜日に慌てる必要なくより仕事に注力できるはずです。
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