会社やサービス、事業を立ち上げた直後は知識も資金も限られていて、いかにしてサービスを売り出すか試行錯誤してしまうものです。特にオンラインでの販売は知識がないと難しく感じてしまいます。もちろん私たちも、 “Jimdo” というサービスを多くの人たちに届けるためオンライン上で工夫しています。これは Jimdo を利用している皆さんが、自分で作成したホームページをなるべくたくさんの人たちに見てもらえるよう行っていることと同じではないでしょうか。
今回は、以前もご案内した「Facebook コンテンツ促進ツール」を取り上げて、手間をかけずにオンラインでホームページが販促できる方法をご紹介します。
Facebook コンテンツ促進ツールとは?
Facebook コンテンツ促進ツールとは、Jimdo の編集画面から Facebook 上へ手軽に「広告出稿」できるツールです。「インターネットで広告を出稿する」と聞くと、なんだか難しくて思わず身を引いてしまいがちですが、お店の宣伝のために印刷したチラシを配ることと同じだと考えれば、意外と身近に感じますよね。
以前は高額だったインターネット広告も、いまでは予算に制限をかけて少額からでも出稿できるようになりました。ただ、いくら少額とはいえお金がかかるものだし、慣れない機能を使うのは難しいと感じる方も多いはずです。
そこで試してもらいたいのが、 Jimdo の Facebook コンテンツ促進ツールです。広告を表示させるターゲット(潜在顧客)の年齢や居住地まで簡単に設定できるので、広告を出すのが初めてという方も安心して利用できます。
せっかくなので、まだ広告を出す予定はないという方も、Facebook 広告のメリットについて理解を深めてみましょう。
インデックス
1.Facebook 広告の利点とは
当たり前のことですが、普段 Facebook でホームページを周知するときは、ご自身のアカウントか Facebook ページから投稿しますよね? この時、その投稿を見ているのはどんな人たちなのかを考えたことはありますか?
投稿はシェアされない限り、自分のアカウントの「友達」か、Facebook ページをフォローしている人にしか表示されません。ということは Facebook に投稿しただけでは、新しくあなたの商品やサービスを知る人はかなり少ないということです。
ではどうしたら多くの人々に商品やサービスを知ってもらうことができるのか? ここで活躍するのが「Facebook コンテンツ促進ツール」です。このツールを使って Facebook に広告を出すと、あなたの友達以外にも投稿が表示されます。つまり、あなたの商品やサービスに興味があるけど、その存在を知らなかった潜在顧客に対して投稿を表示させることができるのです。広告出稿の範囲や期間は予算によって制限されますが、少額で出稿した広告でも少なからず変化を生むことはできます。
成人のインターネット利用者のうち、約 68% が Facebook に月に一回以上ログインしているというデータもあり、Facebook 上で広告を出すことがいかに有益か理解できます。広告を出すだけで商品を購入してもらえるほど簡単な話ではありませんが、存在を知ってもらわずして商品を購入してもらうことはできませんので、潜在顧客に「認知」してもらうための施策として広告出稿は有効なのです。
2.どうやってはじめるの?
Facebook で広告を出稿する場合、通常は Facebook 広告マネージャを使いますが、広告マネージャで設定できる項目はとても細かいので、最初は何をどうすればいいのかわからないことが多いです。
Jimdo の Facebook コンテンツ促進ツールでは、重要なポイントのみを設定できるようにしてあるので、初めて広告を出す方も手軽に利用できます。実際に広告を出稿しない限り費用は発生しないので、ホームページ編集画面右上の「Facebook でコンテンツを促進する」ボタンをクリックして、どのように利用できるのか試してみてください。利用方法の詳細は こちら から確認できます。
3.なんのために広告を出すの?
広告を出稿する目的を考えてみましょう。目的がわからない場合は「ホームページを使って何をしたいのか」自問自答してみることをおすすめします。また、あらかじめ目的を設定しておけば、目的に対して広告の効果がどのくらいあったかを振り返ったり、次回広告を出すときの反省点を見つけ出すのに役立ちます。
広告を出す目的として、以下のような例があります。
- できるだけ多くの人に、サービスを知ってもらいたい
- 潜在顧客にホームページを見てもらいたい
- 既存のファンにブログの存在を教えたい
- 商品を多くの人に購入してもらいたい
ただ広告を出すだけでも効果はありますが、大切なお金を使うので目的をしっかり理解した上で広告を出しましょう。また、目的を設定しておくことでその効果を測ることができます。競合他社がどのような広告を出しているのか調べてみると、何かヒントを得られる場合もあるので覚えておきましょう。
4.ターゲットはどうやって決めればいい?
ターゲットとは、広告を表示させる相手のことをいいます。Facebook には莫大な数の利用者がいるので、ターゲットは必ず設定しましょう。たとえば、地域密着型のサービスを提供しているのに、日本全国の Facebook 利用者に広告を表示させても、ほとんど意味がありません。ターゲットを決めずに広告を出稿してしまうと、期待した効果を得られないこともありますので注意しましょう。
ではどんな層をターゲットにすればいいのでしょうか。それは、あなたの商品・サービスをどんな人たちに使ってほしいかを考えれば、自然と見えてくるはずです。
- 年齢
既存顧客の年齢層を把握している場合、ターゲット層もそれにあわせて問題ないでしょう。年齢層がわからない場合は、自分の商品・サービスを利用するユーザーの年齢層を考えてみましょう。
- 地域
実店舗を持っている場合は、その所在地がある地域を選択しましょう。予算によって、地域の範囲を広げると良いかもしれません。
- 性別
男女どちらかのみをターゲットとしているサービスを扱っている場合は、ターゲットを絞ることで予算を抑えることができます。
5.どんな内容の広告を出せばいい?
広告をどんな内容で出すかについては、ターゲットとするユーザー層の行動を考えてみることが重要です。これまでに Facebook で反響が大きかった投稿を振り返ることも、良いヒントになります。
広告の内容を考えるときのポイント!
- 過去の投稿を調べる
これまでに投稿した SNS のポストを振り返って、「いいね」を多く獲得したもの、「リツイート」が多かったもの、コメントが多くつけられたものに共通点はありませんか? もしなにか気付くことがあれば、それを広告にも活かせるかもしれません。
- 売り出し中のものや進行中のキャンペーン
タイムセールなど、期間限定という「プレミア感」を出すことで広告の効果は向上します。直近で行う施策があれば、それを広告として出すのも良いかもしれません。
- シェアされそうな動画を用意する
動画広告はブランドや商品を宣伝するのに人気の手法です。
6.広告素材ってなに?
広告素材とは、広告に使われるテキストや画像などのことです。Facebook 広告では、複数の画像を挿入したり動画を設定することができます。複数の商品を取り扱っている場合は商品の写真を広告に設定したり、サービスやキャンペーンの紹介動画を作成している場合は動画を設定したり、出稿する広告の内容に応じて広告素材を変えると良いでしょう。
- 写真広告
ホームページのいずれかのページに直接誘導するパターン。企業やブロガーなど、訪問すれば内容がわかるホームページなら、この手法がおすすめです。
- 動画広告
キャンペーンや会社の紹介動画など、広告に動画を入れ込みたいときはこちらを選択しましょう。
- カルーセル広告
カルーセル広告とは、1つの広告枠に対して複数の画像(または動画)やリンクを設置できる広告をいいます。紹介したい商品やサービスが複数ある場合や、特定のものを見せたい場合はこちらが有効です。
7.より良い広告を作るためには
Facebook 広告を出すにあたって、覚えておいたほうが良い点があります。それは、Facebook を見る人は、決してサービスを探したり商品を買う目的で見ている訳ではないということです。友人の投稿を楽しみに来ている人に対して商品の説明を長々と書いていても興味を引くことは難しいでしょう。
ユーザーの目をよく引くのは画像素材です。いくらセンスのある説明文を書いたとしても、最初に目を引くのは画像であることは多々あります。最初から素晴らしい広告素材を作るのはとても難しいです。Facebook をチェックしたときにどんな広告が表示されているのか、どんな広告に思わず目を奪われたかを普段から気にかけると広告のアイデアも出てくるようになるでしょう。
広告素材を作るときのポイント!
- 目を引く素材とキャッチーなテキストを用意する
- 画像と文字のコントラストを考慮する
- 質の高い画像を使用する
- モバイルでの見え方も確認する
いかがでしたか? オンライン広告の利用方法は日々変化しているものの、Facebook はユーザー数がとても多く、重要であることに変わりありません。あなたの友達も、有名な大企業も Facebook アカウントを持っています。Facebook 広告でリーチできる人々は多様なのです。
広告の出し方や素材の作り方に正解はなく、最初は雲をつかむように感じるかもしれませんが、この記事が少しでもあなたのお役に立てばと思います。
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