ホームページ作成費用は、ホームページ制作会社にオリジナル作成を依頼した場合、おおよそ 20万円~100万円程度かかります。機能やページ数などによって作成費用にはかなり幅があり、大規模なホームページの場合は100万円を超える場合もあります。
一方で、ホームページ作成サービスを使えば、作成費用ゼロでホームページを作成できます。また、テンプレートを使った作成依頼なら、5~10万円程度の格安料金でホームページを作ることも可能です。
作成費用にかなり幅があるため、「一体適正な価格はいくらなんだ!?」と思ってしまいますよね。適正価格が分からなければ、見積りに対して質問もできず、制作会社からの言い値を鵜呑みにしてしまい、無駄な費用を払ってしまった…なんてことにもなりかねません。
この記事では、インターネットに詳しくない超初心者の方でも分かるように、ホームページの内容や作成方法別に費用相場をお伝えしていきます。
比較表で分かるホームページ制作費用の相場を一覧でパッと理解
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ホームページ作成費用の比較表で、費用を理解
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用途別のホームページ作成費用で、自分の場合はいくらか把握!
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見積時の注意点も解説
この記事を読めば、自分が作ろうとしているホームページの標準的な作成費用が分かります。相場が分かれば、業者からの見積りを厳しくチェックすることができます。
「初心者だからって騙されたくない!」という方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
<目次リストを追加する領域>
1. 比較表で分かるホームページ作成費用の相場一覧
「自分で作るのか」「制作会社に依頼するのか」に分けて、ホームページ作成費用をざっくりと表にまとめました。
ホームページを継続して運営していくには、最初にホームページを作成する費用だけでなく、ランニングコストもかかります。このコストを考えずに作成してしまうと、後悔のもととなります。そのため、月々の運営費についても明記しています。
どの方法でホームページを作るかによって、かなり作成費用に差があるのがわかりますね。また、月々かかる費用にも差があるため、長く運営していくうえでランニングコストについても比較する必要があります。
ざっくり価格の目安が分かったところで、それぞれの内容についてもう少し詳しく解説していきます。
2. 実例で見るホームページ作成費用比較
「自分で作る場合」「ホームページ制作会社に依頼する場合」のケースに分けて、作成費用を詳しく説明していきます。
※以下のテキストをクリックすると、該当の箇所に飛びます。
2-1. 自分で作る場合
2-1-1. ホームページ作成サービスで作成【費用:無料~】
ホームページ作成サービスとは、「HTML」「コーディング」などが一切分からなくても簡単にホームページを作成できるサービスのことです。いくつかサービスがあり、有名なものに「ジンドゥー(Jimdo)」「Wix」などがあります。
元となるレイアウトの中から好きなものを選択し、タイトルや本文、画像を差し替えればあっという間にホームページが完成します。無料ドメインのままなら完全無料でホームページを作成することができます。
<作成費用[ジンドゥー(Jimdo)の場合]>
無料
<月額費用>
・無料(無料ドメイン・500MBサーバー付き)
・独自ドメインを使う場合は、月額990円
・SEO対策や優先サポートを受ける場合は、月額1,590円
<ホームページ作成サービスを使ったホームページ事例>
https://arisa-hata.jimdosite.com/
https://www.uchidaseitai.jp/
通常ホームページを開設する場合、ドメイン代とサーバー代は必ずかかります。しかしホームページ作成サービスでを使うと、デフォルトドメインの場合は無料、サーバーも容量は少なめですが一切かからないのが特徴です。
独自ドメインを使いたい場合、容量を増やしたい場合、カート機能を追加したい場合など、状況に応じて有料プランに切り替えることで対応できます。
2-1-2. WordPressで作成【作成費用:無料~5万円程度】
引用:WordPress
WordPress(ワードプレス)とは、ブログのように記事を更新できるホームページの仕組みです。WordPressは無料で使うことができるため、自分で作る場合、作成費用は無料です。事前にドメインとレンタルサーバーを用意する必要があり、月額費用は月々300円~数千円程度かかります。
<作成費用>
無料
有料テーマを使う場合は、1~5万円程度の購入費用が必要
<月額費用>
合計500円~5,000円程度
・レンタルサーバー代:月額数百円~3,000円程度
・ドメイン費用:月額数百円~500円程度
<WordPressで作成されたホームページ事例>
https://www.biteki.com/
https://wired.jp/
2-1-3. ホームページ作成ソフトで作る【作成費用:ソフト代金のみ】
「ホームページビルダー」などのホームページ作成ソフトを購入し、自分で作成する場合は、ソフト購入代金が作成費用となります。ランニングコストとしては、ドメインとレンタルサーバーの料金がかかります。
<作成費用>
ホームページ作成ソフトのパッケージ料金
・12,980円(ホームページビルダー通常版/ダウンロード購入の場合)
・月額2,728円(Adove Dreamweaver単体プランの場合)
<月額費用>
合計500円~5,000円程度
・レンタルサーバー代:月額数百円~3,000円程度
・ドメイン費用:月額数百円~500円程度
<ホームページ作成ソフトで作成されたホームページ事例>
https://janaab.net/(ホームページビルダーで制作)
http://desi.moo.jp/basic/(Dreamweaverで制作)
2-2. ホームページ制作会社に依頼する場合
ホームページを制作会社に依頼する場合は、どんな機能を盛り込むのか、何ページぐらい作るのか、どの制作会社に依頼するのかによって、かなり見積りに差が生まれます。
いちからオリジナルで作成する場合の相場はおおよそ20万円~が一般的ですが、予算を抑えて作りたい場合は、①WordPressの初期設定のみ依頼する、②テンプレートを使ったホームページ作成を依頼するという方法もあります。
2-2-1. WordPressの初期設定のみ依頼【作成費用:3~10万円程度】
プロにWordPressの最初の設定(インストール、テーマのカスタマイズなど)を依頼し、完成したホームページを納品してもらう方法です。
WordPressはブログのように簡単に更新できるのが特徴ですが、初期設定やインストールが少し複雑で、初心者にはハードルが高い場合があります。
納品後は自分で更新できるため、制作会社に継続して支払う管理費を抑えることができます。
<作成費用>
3~10万円程度
有料テーマを使う場合は、テーマ購入費用が必要
<月額費用>
合計500円~5,000円程度
・レンタルサーバー代:月額数百円~3,000円程度
・ドメイン費用:月額数百円~500円程度
<見積り例(株式会社自給人の場合)>
WordPress設置代行サービス(ライトパックプラン)
合計50,000円(税込)
・WordPress設置代行
・ブログのテンプレート設置代行
・ブログのプラグイン導入代行
・ブログの外観カスタマイズ
・SNSアカウントの連携設定
・Googleアナリティクス(アクセス解析)設置
・ブログのSSL化(データ通信の暗号化)
・30日間の操作サポート
参考:株式会社自給人
2-2-2. テンプレート(雛型)を使ったホームページ作成【作成費用:5~10万円程度】
出典:ホームページ制作屋さん
会社・クリニック(医院)・美容室・飲食店などの公式ホームページは、ある程度決まった形があります。例えば企業ホームページなら、会社情報・事業内容・アクセス・お問い合わせを載せているケースがほとんどです。
そのため、いちからオリジナルでホームページを作成するのではなく、あらかじめ用意されたテンプレートから作成し、作成費用を抑える方法があります。
<作成費用>
5~10万円程度
<月額費用>
合計500円~5,000円程度
・レンタルサーバー代:月額数百円~3,000円程度
・ドメイン費用:月額数百円~500円程度
<ホームページ制作事例>
https://web-love-web.com/design/
<見積り例(ホームページ制作屋さんの場合)>
2-2-3. オリジナルでホームページを作成【作成費用:20~100万円程度】
完全オリジナルでホームページを作成する場合は、そのケースごとに費用はかなり差が生まれます。難易度、規模の大きさ、SEO対策を施しているかどうかなど、条件によって作成費用は大きく変わります。
<作成費用>
<月額費用>
管理費が年間1万円~5万円程度かかる
・サーバー費用
・ドメイン費用
・SSL費用
・コンテンツ更新費用
・監視・障害対応費用
・CMSツールの更新・メンテナンス費用
・アクセス解析・レポート費用
・SEOなどのコンサルティング費用
<ホームページ制作事例>
http://import-sake-japan.com/
<見積り例(株式会社ウィッシュポケットの場合)>
合計693,000円
30ページの企業紹介サイトを作成する場合の見積例です。
個々のケースによって見積りの内容も大きく変わる可能性がありますが、制作会社に依頼した場合はディレクター(統括する人)、デザイナー(サイトをデザインする人)、コーダー(ソースコードを書く人)など多くの人員が動くため、しっかりとその分の費用が請求されることを理解しておきましょう。
3. 用途別のホームページ作成費用一覧
ホームページの用途によっても作成費用の相場は変わります。
3-1. コーポレートサイト(企業やクリニックのホームページ)
企業のホームページやクリニックのホームページなど、サービスの顔となるホームページの場合の作成費用は、20万円~50万円程度が目安です。他社との差別化を図るためにデザインに凝ったり、キャッチコピーにこだわったりする場合は、難易度が高くなるため予算も高くなります。
一方で、会社案内や事業内容など、ある程度決まった雛型の情報をとりあえず表示すれば良いという場合は、テンプレートを使ったホームページを依頼すれば、5~10万円など価格を抑えて作成することも可能です。
3-2. ECサイトなど、物を売るためのホームページ
ECサイトなど、商品やサービスを売るためのカート機能を持たせたホームページを作る場合は、構築するために50万円~規模によっては100万円以上の作成費用を見込む必要があります。
商品や在庫状況は常に変動するため、使いやすいシステムを構築してもらう必要がありますし、お客様がホームページ内を回遊しやすい導線を作る必要もあります。ホームページの出来が商品の売れ行きを左右するため、たっぷり費用をかけてでもしっかりホームページを作ると良いでしょう。
3-3. 情報メディアなど日々更新するホームページ
情報メディアなど日々更新することが前提のホームページの場合、CMSなどブログのように情報を更新できる仕組みが必要です。作成費用の目安は、規模やデザイン、ページ数などによって50万円~100万円以上です。
多くのライターが情報を更新するようなホームページの場合は、複数が同時にアクセスしても問題が起こらないように設計してもらうなどの工夫が必要です。
4. 押さえておきたいホームページ作成依頼時の注意点
4-1. 必ず複数社の相見積もりを取ること
ホームページ作成費用の見積りを出してもらう場合は、必ず複数社の相見積もりを取りましょう。1社だけに絞ってしまうと、その会社に言われるままに費用を払わされる結果になります。その会社が相場より高かったとしても、比較対象が無ければ気付くことができません。
同じ仕様で依頼しても、制作会社ごとに見積り費用を比較するとかなり差が出てくることでしょう。Aの会社では請求されていない項目が、Bの会社からは請求されるということもあります。比較することで、内容を精査することができます。
価格が全てではありませんが、なぜその価格になるのか納得した上で依頼先を決めることが重要です。
4-2. 疑問点は必ず質問して解決すること
見積りの時点で分からないことがあれば必ず質問をし、納得した上で契約に進みましょう。あとで「知らなかった」と言っても「見積りにも書いてありましたよね」と言われてしまってはどうしようもありません。
こちらに専門的な知識がなくても、納得するまで丁寧に説明してくれる制作会社は安心です。後々のトラブルを避ける上でも、お互い対等な立場で疑問点をクリアにした上で正式依頼を行いましょう。
5. まとめ
この記事では、ホームページを作成する場合にどのくらいの費用がかかるのか説明してきました。制作会社に頼んだ場合は20~50万円が一般的ですが、本当にケースバイケースであることが分かったでしょう。
きちんと集客をして売上を伸ばすホームページを作りたいなら、費用をしっかりとかけて作成する必要があります。しかし、「ひとまずホームページが欲しい」「名刺に載せる形だけのホームページでいい」といった場合には、無料で登録できて自分で簡単に作成できるサービスもおすすめです。
用途に合わせたホームページの作成手段を選び、費用が適正な範囲であるか確認したうえで作成依頼を行いましょう。