お店の外観や名刺のように、ホームページは会社を印象付けるものです。両者の違いといえば、ホームページには地元の人だけでなく、世界中の数百万という人々に見てもらえる可能性があるというところです。
ホームページを訪問してくれた人に購入者になってもらうには、訪問者が購入前に抱くであろう疑問に答えておく必要があります。成功しているネットショップは、ホームページ訪問者の疑問を上手く解消して、「このショップで購入したい!」と思ってもらうことができているのです。
この記事では、成功しているネットショップの6つの特徴を紹介していきます。
特徴1. 各メディアで使う名前は1つで統一している
小さい会社でも、お客さまはいくつかの違う呼び名で、あなたの会社(ショップ)の存在を認識している可能性があります。例えば、会社名やブランド名、商品名、代表者の名前、ドメイン名、SNS のアカウント名などです。
やりがちな間違いは、いろんな場所でそれぞれ違う名前を使ってしまうことです。これは、お客さまを混乱させるだけなので、1つで揃えることをおすすめします。
名前を複数使うのではなく、1つに揃えることでブランドが明確になり、混沌とした市場の中でも、お客さまに認知してもらいやすくなるメリットがあります。強いブランド力はブランドについて明確な印象を与えますし、色々な名前でお客さまが混乱することもないので、商品やサービスに集中してホームページを見てもらえます。
もし、同じ会社内でいくつかブランドがある場合は、会社の名前ではなく、ブランドの名前を使うのがわかりやすいです。
特徴2. ショップについての情報がきちんと記載されている
以前よりあなたのショップや商品を既に知っているお客さまに対しては、それほど多くの情報は必要ありませんが、新しいお客さまには、会社(お店)や商品を知ってもらうために多くの情報が必要になりますし、且つその情報を素早く伝えなければなりません。
あなたのショップがどのようなことをしているのか伝えるために、概要ページや about ページでは、できるだけ少ない言葉数でどんなことをしていているのかを簡潔に説明する必要があります。
お客さまは、その商品を購入することで何が得られるのかを気にしているものです。それは、商品(物)が手に入るということだけではなく、付加価値のことです。
例えば、コーヒー豆を購入したのであれば、コーヒー豆という商品と自分で珈琲を淹れる楽しみという付加価値が得られるでしょう。そのため、商品を売る時にはお客さまが実際に購入したあとをイメージできる写真や文言を添えてあげると購入に繋がりやすくなります。
特徴3. ショップの価値を上手くアピールしている
どんなビジネスをしていようと、同じようなサービスを提供している同業他社はいるものです。カメラマンも、メイクアップアーティストも、税理士も、ヨガインストラクターだって、たくさんいます。しかし、あなたと全く同じ人なんていません。
だからこそ、あなたのショップが何をしているかについて書くときとは、他の同業他社とは違うあなただけの推しポイントも一緒に具体的に書きましょう。誰もが使う単調な言葉で、自分を紹介しても相手に響かないことが多いので、あなただけが使うキャッチコピーなどを考えて、ショップの価値をアピールしてみるのも良いかもしれません。
例えば、ヨガインストラクターであれば、親子ヨガのクラスも持っていたり、シニアヨガ、朝ヨガやお月見ヨガ、ビーチヨガなど少し変わったヨガのクラスがあるのであれば、あなたの強みになるはずなので全面的にアピールするべきです。
ジンドゥーユーザーの「ゆいセラピー かぜのね」様は、心理カウンセリング + パーソナルヨガで心と身体から健やかになることをサポートしています。
他にはない商品やサービスで特別感を出すことで、他ではなく「あなたのショップ」を選ぶ理由をホームページの訪問者に与えることができるのです。
もし、他の商品やサービスと差別化できないのであれば、差別化できるような商品やサービスを提供するか、販売をしている「あなた」のファンを増やす方法が最適です。
また、同じような商品やサービスであっても、誰が売っているのかよくわからないより売り手のことが少しでも分かる人から購入したいと思うのが人の心理です。スーパーマーケットで「〇〇農家の〇〇さんが作りました」と表記がされているのがその良い例ですね。売り手がどんな人か知ることでお客さまは安心します。
・あなたのことを知ってもらう
・製造や生産過程を掲載する
・お客さまの声をページに掲載する
・商品の使用者レビューを追加する
・クレーム調査、実態、統計などの数字で裏付けをする
あなたのファンになったお客さまは、あなたの価値を理解してくれたり、商品を再度購入してくれたりすることにも繋がっていきます。
特徴4. 正しい文法や言葉使いで信頼感がある
全く情報が更新されておらず、必要な情報が掲載されていないホームページだと、あなたがいくら質の高い商品やサービスを提供していても、ホームページに初めて訪れたお客さまに上手く伝わりません。人が第一印象が重要だと言われているように、ホームページも第一印象が大切なポイントになってきます。
例えば、誤字の多いホームページの会社を、あなたなら信頼できますか? 情報が古く、お問い合わせもできないホームページで何か商品を購入しようと思いますか? ホームページの訪問者目線で考えることができていない人が良いサービスを提供することができるのかも疑問なところです。
もし、初めてホームページを訪れたお客さまに良い印象を与えたいのであれば、正しい文法・用法を使うことは必要不可欠です。ちょっとしたことかもしれませんが、このちょっとしたことが信頼される会社のホームページと、大雑把に見えるホームページの違いになってきます。
そのため、文章は必ず第三者にチェックをしてもらうようにしましょう。また、最近では無料で文章の校閲ツールも沢山あるようですので、校閲ツールを活用してみるのも手軽で良いかもしれません。
特徴5. 料金プランが明確で分かりやすい
お客さまが購入するときの判断材料として、「価格」と「商品」があります。ホームページにあなたが提供する商品やサービスについて掲載することは、実際のお店でいうメニュー表を作るようなものです。 どんなビジネスでも、明確な料金プランや料金表はお客さまが知りたい情報の1つです。
明確な料金プランや料金表とは、商品やサービスの概要や料金に何が含まれているのか、税込なのか税抜き価格なのかなどを明確にすることと、追加料金で何ができるのかなどまで内容が明確な料金表のことです。たとえ、見積もりや料金設定のしていない特別注文のサービスだったとしても、価格帯の提示はしておくべきです。
また、押し売りしていると思われたくないと言って曖昧な商品説明を書いたり、不明瞭な価格を書くことは、お客さまに不信感を与えてしまうことになるので辞めましょう。提供している商品やサービスについて明確に説明し、価格を提示することには全く押し売り感はありません。むしろ、明確な情報を提示することはビジネスを行う上での基本といってもいいでしょう。
ジンドゥーユーザーの「ヒーリング&リラクゼーションKisui」様のページでは、事前に整体施術の流れや施術の内容、所要時間などを確認することができます。
特徴6. スムーズに購入できるように、購入方法が記載されている
ホームページに新しいお客さまが訪れて、あなたの商品について知り、その商品が気に入って購入しようとしたときに、購入方法が不明確だと途中で離脱することになりかねません。そのためホームページには、購入方法について明確に記載しましょう。
例えば、レストランであれば「ご予約はお問い合わせフォームからお願いします」と一言付け足したり、ネットショップであればホームページ内で購入ができるようにしなければなりません。
まとめ
いかがでしたか? 今回は成功しているネットショップの6つの特徴についてご紹介しました。ネットショップを使って世界中の人に商品を届けることができるような時代だからこそ、購入者の目線に立って親切なホームページである必要があります。
今回ご紹介した6つのポイントを参考に、お客さまに寄り添った親切なホームページを作成してみてください。