SNS とはソーシャルネットワーキングサイトの略で、オンライン上で不特定多数の人とコミュニケーションを取ることができるサイトのことを指します。よく知られているのは、Twitter や Instagram、Facebook、LINE などがあります。以前は、個人の娯楽だった SNS ですが、最近ではビジネスで活用するケースも多くなってきました。
公式のホームページを持たず SNS でのみ情報を発信する人もいるようですが、「固定の情報を掲載する場所」や「お客さんからの信頼感を得る」という点でも、ホームページを持つことをおすすめします。
ただ、ホームページを作っただけでは意味がなく、そのホームページにアクセスしてもらい、そのあとの行動(商品やサービスの購入や認知など)に移してもらう必要があります。今回はそのための手段として、SNS を活用する方法をご紹介します。
1.明確なゴールとターゲットを設定する
提供する商品やサービスを「誰にでも使える」とターゲットを曖昧にしていませんか? ターゲットを具体化する方法として「ペルソナ」の設定があります。
ペルソナとは、商品やサービスを利用するお客さんのことで、実際にその人物が存在するかのように、名前、年齢、性別、職業、趣味、休日の過ごし方などの詳細情報を設定していきます。スーパーマーケットやファストフードチェーンであってもペルソナは存在しています。
ペルソナを設定することで得られるメリットとして、
- ユーザー目線で考えることができる
- ピンポイントで刺さる伝え方ができる
- 複数人の関係者(スタッフ)の中での共有が容易になる
などが挙げられます。それでは、実際に「小料理屋」を例に挙げて、ペルソナを考えてみましょう。
もし、上手くペルソナが思い浮かばない場合は、SNS で調べる方法もあります。SNS(Twitter や Instgram がおすすめ)で「小料理屋」と検索し、そのことについて書き込んでいる人のプロフィールや、他の投稿をみていきます。これを数十人行うと、より細かい特徴が見えてくるため、そこからペルソナを考えていくのも良いでしょう。
小料理屋のペルソナ設定の例
このペルソナは、「美味しいお店を好み、一人で飲みに行くことも多いが、まだ自分のお気に入りのお店を見つけていない」状況です。
そのため、このペルソナには、季節ごとに変わるおすすめのメニューや、ゆっくりと過ごせる店内の様子を SNS で定期的に更新し、思わず仕事帰りに立ち寄ってみたくなるような投稿をすると良いでしょう。
また、お店が駅から近かったり、オフィス街にあるのであれば、「仕事帰りにすぐ立ち寄れる第二の家」として提案すると、今回のサラリーマンのペルソナに響くのではないのでしょうか。
2.SNS を手段として利用する
複数の SNS を利用している場合、各メディアによって特徴や利用しているユーザー層が異なるため、すべて同じ内容を投稿するのではなく、SNS によって文章を少し変えたり、発信する情報を変えてみましょう。
もし、しばらく更新していない SNS のアカウントがあり、そのアカウントを引き続き利用するのであれば、過去の投稿の確認を行いましょう。過去の投稿の中に、古い情報や、昔のロゴ、ネガティブなコメントなどがあると、閲覧者も困惑してしまうので、古い情報は更新するか、削除するようにしましょう。
また、ビジネスとして SNS を利用して行く場合、初めのうちにことで成し遂げたい目的をはっきりさせる必要があります。例を挙げると、
- イベントへの参加を促したい
- 採用活動の後押しをしたい
- 顧客とオンライン上でのコミュニケーションを取りたい
- 商品やサービスの認知度を挙げたい
- 商品やサービスの購入へ繋げたい
あなたの目的は何ですか? 目的によって利用すべきソーシャルメディアが異なってきます。国内で最も利用されている4つのソーシャルメディアの特徴をみていきましょう。
SNS メディア別の比較
※ 総務省「情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」の報告書参照
・40代中心で男性がやや多い
・最も知られているソーシャルメディア
・カスタマーサポートの手段としても利用できる
・活発な意見交換や、投票を行うこともできる
・実名のため、フォーマルな場でも利用がしやすい
・ 20〜40代が中心(30代以下は女性の割合が60%超)
・ 画像のプラットホームのため、商品を見せるにはぴったり!
・ ハッシュタグを付けてターゲットへリーチできる
・ 情報収集ツールとして利用される(場所や商品など)
・ 24 時間で消滅する「ストーリーズ」の機能は気軽に更新することができる
・ 20代が最も多い
・ 比較的コミュニケーションが取りやすい
・ 良くも悪くも、拡散力がある
・ すべての投稿がフォロワーのフィードに表示される
・ 10 代、20 代の利用者が多い
※ しかし世代を問わず情報取集ツールとして利用しているデータ有り
LINE
・ 国内利用ユーザー数が最も多い
・ 利用しているユーザーの年齢層が幅広い
・ 様々な階層へ柔軟にリーチすることができる
・友達追加することでお得な情報やクーポンを送信ができる
「 SNS 上でやりたいことは何か」、「ターゲットはどのような人なのか」がわかったら、次はこれらの目標を成し遂げるため、SMART ( Specific:具体化、 Measurable:計測可能、Attainable:達成可能、Relevant:現実問題、Time-oriented:明確な期限)なゴールを設定しましょう。
3.投稿の計画をする
いつ、どのような投稿をするか SNS 投稿の計画を立てましょう。SNS をみた人にどのような行動を取ってもらいたいか(商品やサービスを購入、認知してもらうなど)の目標や、ターゲットとなるペルソナに刺さる投稿をすることが必要です。例えば、新しくオープンしたカフェの集客が目的であれば、店内の様子や、おすすめのメニューの紹介などをしてみると良いですね。
次にどのような投稿をするのか前もって決めておくと、ギリギリになって投稿するネタがないと焦ることもありませんよ。
投稿の内容に迷った時は、下記を参考にしてみてください。
SNS 投稿内容の例
・ SALE 情報や、新商品のお知らせ
・ 製作過程やイベントの様子を投稿
・ スタッフの紹介
・クリスマス、お正月などのイベントと関連付けて投稿
4.過去の投稿を再利用する
必ずしも、常に新しいネタを探して投稿する必要はありません。過去に投稿した内容をもう一度投稿し直すのでも良いのです。例えば、会社がどのように始まったかや、会社を始めた時に影響を受けたものに関する話を共有したり、昔の写真を載せてみるのも良いでしょう。こうすることで、ブランドの認知を高めるだけでなく、顧客の変わらない支持を得ることができます。また、イベント前であれば、昨年の様子を写真と一緒に投稿するのも良いですね。
あなたの SNS の新しいフォロワーに向けて、過去の投稿と現在のことを関連付けて再投稿するのもおすすめですよ!
いかがでしたか?
SNS をビジネスで上手く活用するためのコツは掴めたでしょうか? いろいろな投稿内容や発信するメディアを実際に試してみて、あなたのビジネスにぴったりな方法探してみてくださいね。
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