· 

Wordpressでポートフォリオサイトの作り方!使えるプラグインやテーマ

本記事は、プラグイン導入だけで簡単にポートフォリオが作れるWordpressの「プラグイン」の有名どころ4つを機能や特徴についてまとめています。

またポートフォリオサイトが必須なITやデザインといった「クリエイティブ職におすすめのテーマ5選」など簡単にWrodpressでポートフォリオを作るための知識をまとめていますので、ぜひご一読ください。

こんな人におすすめ
  • スタートアップやフリーランサー
  • ITやデザインといったクリエイティブな職種の人
  • WordPressで手軽にポートフォリオを作りたい人

<目次リストを追加する領域>

Wordpressで作るポートフォリオサイト

Wordpressで作るポートフォリオ

フリーランスとして独立する。より高みを目指した転職を考えている。ビジネスシーンで挑戦しようと考えている人に必要なものが、ポートフォリオです。そしてワードプレスを使えば、オリジナリティが高く見栄えもするサイトを無料で作ることもできます。

 

今回は、特にポートフォリオ向けのプラグインとテーマをピックアップして紹介します。気になるものがあればぜひご自身のサイトに活用してください。

おすすめのプラグイン

WordPressにはさまざまなプラグインがあります。プラグインを導入することで、記事作成をスムーズにし、たくさんの画像を美しくレイアウトできます。

(いずれのプラグインも日本語には対応していません。)

プラグイン名称 料金体系 主な特徴
Visual Portfolio 完全無料
  • 完全無料
  • ポートフォリオがどのように表示されるか確認できる機能がある
  • VimeoやYouTubeの画像や動画に対応
  • 4つのレイアウトを選べる
Portfolio Gallery 無料版あり
  • ウェブサイトポート、画像、動画と3つのバージョンがある
  • 複数のポートフォリオの作成可能
  • 有料版ならスマートフォンでもきれいに表示できる機能がある
GridKit Portfolio Gallery 無料版あり
  • YouTube動画ギャラリー機能がある
  • インスタグラムフィードの作成可能
  • 無料版でも多彩な機能が使用できる
  • レイアウトが豊富
NextGEN Gallery 無料版あり
  • 写真家による写真家のためのプラグインとしてリリースされた
  • 数百もの画像をひとまとめにすることもできる
  • カスタマイズ機能も豊富
  • テンプレートが多く、簡単に作成できる

Visual Portfolio

Visual Portfolioイメージ

完全無料のポートフォリオプラグインがVisual Portfolioです。ワードプレスの投稿操作とほぼ同じ手順でポートフォリオを作成できます。

 

レイアウトも複数用意されており、無制限のポートフォリオアイテムにフィルターや無限スクロールツールも追加可能です。有料のポートフォリオプラグインに勝るとも劣らないポートフォリオも作成できます。

Portfolio Gallery

Portfolio Galleryイメージ

Portfolio Gallery(ポートフォリオギャラリー)というその名の通り、静止画、動画のいずれにも対応したプラグインです。各種ポートフォリオ作成プラグインの中でも評価の高いプラグインとして、広く支持されています。

 

ダミーポートフォリオを作成が可能なので、アピールしたいクライアント毎にポートフォリオを作成することも可能です。

GridKit Portfolio Gallery

GridKit Portfolio Galleryイメージ

GridKit Portfolio Galleryは、一般的な画像用のポートフォリオプラグインととは一線を画します。YouTubeやInstagramといったSNSと連携したギャラリーを作成できます。

 

またカスタマイズの自由度も高いため、汎用性もクオリティも高いポートフォリオプラグインと言えるでしょう。

NextGEN Gallery

NextGEN Galleryイメージ

無料版でも非常に美しいポートフォリオを簡単操作で作成できるため、多くの写真家やクリエイターが採用しているポートフォリオプラグインです。

 

テンプレートも豊富に用意されているので、自分だけのオリジナリティを追求できます。また印刷物の販売やデジタルダウンロード機能も搭載しており、上級者にも選ばれているポートフォリオプラグインでもあります。

ポートフォリオにおすすめのワードプレステーマ

ポートフォリオ におすすめのワードプレス のテーマ

WordPressの特徴の一つが、豊富に用意されたテーマです。テーマごとにレイアウトや機能が異なります。自分の求める機能を兼ね備えたテーマを選択すれば、自分だけのオリジナリティのあるポートフォリオが作成できるでしょう。

 

次の項では、おすすめのテーマとともにテーマを選定するときのポイントについても確認します。

クリエイティブ職におすすめのテーマ5選

WordPressのテーマを選択するときにチェックしたい項目を以下にまとめました。

  • 日本語対応の有無
  • レスポンシブ対応の有無
  • 料金体系(無料版の有無)
  • カスタマイズしなくてもポートフォリオとして成立するデザイン

今回は、クリエイティブ職のポートフォリオに適したテーマという観点で、画像をメインに掲載できるテーマを5つピックアップします。

テーマ名称 日本語対応 レスポンシブ対応 料金 特徴
Fukasawa × 無料
  • シンプル
  • 写真をクリックすると記事を閲覧できる
  • SEOに強い
Gridzone × 無料(有料版もあり)
  • SNSとリンクできる
  • 画面上部に自己紹介を表示できる
  • SEOに強い
Screen × 無料
  • シンプル
  • 画面の横いっぱいに画像を表示できる
Photographer 無料
  • 写真家のポートフォリオ向けテーマ
  • 画像が大きい
RT Portfori × 無料(有料版もあり)
  • 細かなカスタマイズが可能
  • カラーオプションが豊富

業種別、WordPressテーマ選定のポイント

業種によって、ポートフォリオの見せ方は異なります。 WordPressテーマ選びの成否を決める要素でもありますから、確認しておきましょう。

● カメラマン

  • 特にアピールしたい写真がファーストビューで表示されるテーマがおすすめです。
  • テーマごとに写真をまとめて、どんな個性を持ったカメラマンなのかアピールしましょう。
  • カメラマンと言えども、写真のみでアピールできる情報は限定されます。プロフィールにキャリアや得意な写真、写真に対する思いなどを添えるとよいでしょう。

 

 ウェブデザイナー

  • ウェブデザイナーの場合、サイトの全てがポートフォリオと言っても過言ではありません。
  • サイトの構成、文字フォント、画像、動画といったツールを用いて、自分のセンスや能力をアピールしましょう。
  • プロフィールには、今まで手がけた実績のうち今後関わりたい業務内容に関連のあるものを掲載します。

 

 エンジニア

  • エンジニアの場合、プログラミング能力の分かるソースコードや個人で作って公開したウェブサービスがポートフォリオですから、それらをまとめたページを作ります。
  • Qiitaに投稿したり、GitHubにアップしたことがあれば、それらのリンクも貼るとよいでしょう。

 

 

Wordpressポートフォリオサイトの注意すべき点

Wordpressポートフォリオサイトの注意点

WordPressは、世界で最も利用されているCMS(コンテンツマネジメントシステム)です。無料で用意された多彩なテーマやプラグインを組み合わせて、自分だけのウェブサイトを作成できます。

 

便利でメリットの多い WordPressですが、ポートフォリオサイトを作成するにあたって理解しておかなければならないデメリットもあります。

ここでは、 WordPressでポートフォリオを作成する際のデメリットを見ておきましょう。

ドメイン取得とサーバー設定を自分で行う

ドメインは、インターネット上の住所と同義です。 WordPressでポートフォリオを作成するにあたっては、ドメインを取得し、サーバーを設定する作業を自分で行います。

 

ホームページ作成サービスの場合は、サービスサイト内で独自ドメインの取得、サーバー設定が完了します。しかしワードプレスの場合は、独自ドメイン、サーバー契約をそれぞれの会社で行い、それを自分で紐づけなければならず、ポートフォリオを作り始めるまでの手間がかかります。

 

独自ドメイン取得もサーバーの設定も、難易度はそれほど高くない手続きではありますが、初めて契約手続きを取るときは煩雑に感じるでしょう。

更新頻度が高い

WordPress自体も、またプラグインも、頻繁にデータ更新されます。これは、バグの修正やセキュリティ対策、機能追加といった作業をするために欠かせません。

 

更新を怠ると、サイトが危険に晒されたりシステムがスムーズに機能しなくなる互換性エラーを引き起こす原因になります。また更新したことによって、サイトの表示が乱れることもあります。

 

 WordPressは無料のサービスのため、個別のサポート対応がありません。万一の不具合の際は自身で対応しなければならず、ある程度のウェブサイトに関する知識が必要です。ウェブサイトの知識は、インターネットや書籍で独学することは可能です。しかし、不具合の原因を正しく判断するスキルが身につくまでは、問題解決に膨大な時間を費やす恐れもあることを念頭に置く必要はあるでしょう。

プログラミングやウェブデザインの知識がないと差別化しにくい

豊富なテーマやプラグインが用意された WordPressは、プログラミングの知識がなくても操作可能です。

 

しかし、 WordPressを使用している人が多いため、無料のテーマのみでポートフォリオを作った場合、どこかで見た他のサイトに類似するサイトになる可能性はゼロではありません。ウェブデザインの知識はインターネットの情報や書籍から習得できますが、デザインを考案する時間がかかります。

 

また、 WordPressではHTMLやCSSの他に、PHPと呼ばれるプログラミング言語の知識も必要ですが、いずれも習得には時間がかかります。

高度なウェブサイトの知識がないと解決できないトラブルが発生することもある

WordPressの定期的に訪れる更新作業を行っても解決しないエラーが発生することがあります。WordPress内のファイルのソースに不具合をきたしている場合、ウェブサイトに関する高度な知識がないと対応できません。この場合、ウェブサイトの制作会社などに有料で修正作業を依頼しなくてはならず、膨大な費用が必要になります。

Wordpressを利用しない場合

 WordPressで作ったポートフォリオに見劣りしないにもかかわらず、WordPressの導入に伴う手間が一切不要なのが、ジンドゥー(Jimdo)(以下ジンドゥー)やWIXに代表されるサイト作成サービスです。

ジンドゥー、WIX共に、無料版と有料版が用意されています。ポートフォリオを作成するなら、広告表示がなく独自ドメインを取得できる有料版がよいでしょう。

 

 WordPressなら無料で作成できるのに、有料のサイト作成サービスを採用するメリットはあるのか、と思われるのではないでしょうか。サイト作成サービスの最大のメリットはあなたの時間を節約できることです。デザインに悩んだり、様々な技術的な問題から開放され、最も重要なポートフォリオの中身、つまりコンテンツ作成に集中できます。

 

ポートフォリオは作ることが目的ではありません。一刻も早くポートフォリオを完成させることができれば、営業活動も早い段階で始められます。

まとめ

 WordPressは世界で広く支持され、活用されている便利なCMSです。しかし、全て自己責任で作成、管理しなければならず、不具合が発生した際は大きなリスクを伴います。

 

ポートフォリオは完成していることに意義があります。取り急ぎ作成したい場合は、ジンドゥーのようなウェブ作成サービスを活用する選択肢も考慮するとよいでしょう。