「ジンドゥーの活用事例」では、実際にジンドゥー(Jimdo)を使っているユーザーさまにお話を伺いし、ジンドゥー(Jimdo)を使って改善できた課題や、集客や売上増加のためにどのような工夫をしているのかなどについてお伝えいたします。
第一回目は、5年ほど前にネットショップ機能がついたホームページを立ち上げた「湯本味噌株式会社」の金戸さまにお話を伺いました。
ご利用サービス | ジンドゥークリエイター(Pro) |
ご利用レイアウト | Madrid |
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地元に愛される、創業117年の湯本味噌
Q. お店(会社)について教えてください。
創業117年の「湯本味噌」を家族で営んでいます。福井県(池田町)の森が9割を占める場所で、1500mの山の麓(ふもと)に位置しているところに住んでおり、澄んだ空気の中で仕込んだお味噌や麹の販売をしています。立地的にも人里離れた場所なので、基本的には卸しとして小売店へ収めておりますが、ネットショップを使って一般のお客さまに向けても販売しています。
新規顧客獲得と、お客さまの若返りのために
Q. ホームページを作成したきっかけはありましたか?
私はもともと大阪で会社員をしていて、7年前に地元に戻ってきました。その当時、社内ではインターネットをうまく活用できておらず、インターネット上で「湯本味噌」の情報はほとんどない状態でした。
しかし私たちの世代だと、"インターネットで調べて購入すること" が日常になっているので、今まで情報を届けきれていなかったお客さまに情報を届けるために、ホームページを作成しました。
また、お客さまの若返りも図りたかったという想いもありました。お客さまの高齢化が進むと、食べる量が減ってきたり諸々の事情で注文が途絶えてしまう問題もあったので、新しい若いお客さまを呼び込むためにも、ホームページの必要性を感じていました。
----------- 若手層へのアプローチ手段として「朝みそ・夜みそ」というユニークな商品を販売されていますよね!
そうなんです、若いお客さまにも食べてもらい、内側からも外側からも元気になるようなきっかけをプレゼントしたいという想いから「朝みそ・夜みそ」という商品を作りました。
昔一人暮らしをしていた頃、お味噌と離れてしまった時期があり、手にとるだけで気分があがるようなお味噌だったら、一人暮らししていた自分でも使っていたかもしれないと感じたことや、偏った食生活になりがちな単身者の方もお味噌を定期的に食べて健康的に過ごしてほしい、さらには朝と夜の気分でお味噌を使い分けられたらなという想いからこの商品が生まれました。
また、スーパーで売っているお味噌はご家族用で量も多いのですが、「朝みそ・夜みそ」は一人暮らしでも使いやすいよう、量も多すぎないように工夫して作っています。
決め手は、簡単な操作とネットショップも一緒に運用できること
Q. ジンドゥーを使おうと思った決め手はありましたか?
操作が簡単だった点と、ネットショップ機能があったからです。
操作がしやすいと聞いて、試しに書籍購入して作成してみたところ、私でも簡単に使えそうだったため、ジンドゥー(Jimdo)でホームページを作ることにしました。ホームページの作成・更新が私が行なっておりますが、デザインについては、地元のWebデザインを勉強している学生さんの教材として、ホームページのレイアウトや使う色、フォントなどを決めてもらいました。いくつか案を出してもらい、今の暖かみがある色味が気に入ったため、ホームページもこの色で統一しています。
出典:湯本味噌株式会社
そして、ジンドゥー(Jimdo)はネットショップ機能があるのも魅力的でした。
湯本味噌は山中にあり交通の便がよくないため、これまで小売店への卸しをメインでしてきましたが、一般のお客さまにも気軽にお届けできるように、ネットショップも検討していました。
お客さまの潜在ニーズを満たし、利便性UP
Q. ネットショップを使う前はどのように商品販売をしていましたか?
電話やFAXで注文を受けていました。ネットショップに切り替えたことで、新規のお客さまが増えてきている実感があります。遠方(他県)のお客さまや、同じ福井県でも少し離れた場所のお客さまからの注文も増えています。今まで私たちがアプローチできていなかったお客様に、ネットショップがきっかけでご購入いただいているのは嬉しいですね。
さらに、ネットショップを導入してクレジットカード決済対応になったことで、今まで電話やFAXでご連絡いただいていたお客さまからのご注文も増えています。電話やFAXでの注文だと、郵便局に振込に行く必要があったのが、クレジットカード決済対応になったことでお客さまの利便性もあがっていると思います。
特にクレジットカード決済を希望するようなお声をいただいたことはなかったのですが、「潜在的なニーズはあったんだな」と実感しています。
ホームページ × SNS で認知を拡大
Q. ホームページをどのように活用していますか?
湯本味噌について多くの人に知ってもらえるように、ホームページが完成したあとは、ブログやSNSなどを活用して情報を展開しています。
とくに、Instagramでは、"お味噌を購入したあとのイメージを持ってもらいたい" という想いで、お味噌を使ったお料理の写真などを投稿しているのですが、お客さまからの反応もいいですね。
SNSだとハッシュタグを活用することで、そのキーワードに興味がある人にアプローチができるのも面白いですね。例えば「#お味噌汁」というキーワードでの投稿を辿って、いいねやコメントなどでお客さまと接点を持ち、湯本味噌のことを知ってもらえるように、ホームページとあわせてSNSを活用しています。
お客さまが安心できて、試したくなる情報を
Q. ホームページ作成で工夫していることはありますか?
はじめてのお客さまに「食べてみようかな」と思ってもらえるような、購入の後押しができたらなということで「お客さまの声」のページを作成したり、麹をもっと身近にこまめに摂取してもらいたいという想いから甘酒、甘麹のレシピを掲載したページも追加しました。
実際にレシピをみて作ってみたよとのコメントを添えてSNSなどで投稿してくださる方もいて、ホームページに掲載している情報はお客さまにきちんと届いているんだなと実感しています。
お味噌について知り、親しんでもらいたい
Q. 今後、挑戦してみたいことはありますか?
取り組みでいうと、お味噌に親しんでもらえるようなイベント開催に取り組んでいきたいと思っています。
これまで味噌作りのワークショップイベントを何度か開催していますが、昨年はイベントになかなか足が向かないご家庭の子供たちにも、お味噌に親しんでもらえるようにと、地元の「子ども食堂」で味噌作りのイベント開催するというクラウドファウンディングを始めました。
しかしながら、第一弾が新型コロナの影響で中途半端に止まっている状況なので、状況が落ち着いたら今後も継続的にイベントを開催していきたいですね。
また、現在開発中の新商品を広く知ってもらえるようにホームページやSNSなどで発信していきたいです。さらに、魅力たっぷりの地元のお蕎麦やお酒、お米など自慢の品々を湯本味噌のホームページから知ってもらい、手軽に購入いただけるように計画中です!
※ 本記事は2020年3月に開催したアンケートキャンペーンの一環でご協力いただいたインタビュー内容を元に作成しております。