「美容室のホームページを自分で作ろうと思う。デザインの参考にできるホームページが見たい」
「おしゃれな美容室のホームページはたくさんあるけど、実際のところ、集客ってできるの?」
日本国内に存在する美容院・美容室の数は、2019年3月末の時点で25万店を超えています。(出典:美容室25万超える 2019年衛生行政報告)
美容室のホームページ数もかなり多く、競合となるホームページは非常に多いのが現状です。見た目にこだわったおしゃれなデザインのホームページを作るだけでは、お客様から選んでいただくことはできないと思っていたほうがいいでしょう。
とはいえ、垢抜けないデザインのホームページを作成してもお客様からヘアカットのセンスを疑われてしまうでしょうから、デザインセンスを発揮する部分と、集客成功を考えた戦略的なサイト構築のさじ加減が大切になります。
そこでこの記事では、
- デザインの参考にしたいおしゃれな美容室のホームページ7選
- お客様の視点が大事|美容室のホームページに必須の6項目
- 集客できる美容室のホームページ作成7つのポイント
をご紹介します。
デザインの参考にできるクオリティの高いサイトを見てデザインの方向性を定めた後は、どうしたらホームページのアクセス数を増やすことができお客様を集めることができるのか、とことん考えてみましょう。
集客を成功させたいのであれば、ホームページの見た目はもちろん、中身もしっかりと充実させることが大切です。
この記事を読んで、たくさんのお客様がアクセスする美容室のホームページを作ってください。
<目次リストを追加する領域>
1. デザインの参考にしたいおしゃれな美容室のホームページ7選
まず最初に、デザインや見せ方など、参考にしたい美容室のホームページを厳選して7つご紹介します。
- TABLIER(タブリエ)
- vaguhair (バグヘアー)
- 美容室 Roar - ロアー
- LARRY
- 美容院RUCCA(ルッカ)
- アンドアパートメント
- ALIVE
写真のクオリティだけでなく、なぜこの写真を使っているのか、光の加減やレイアウトの意図、使用しているイラストやフォント(文字)、ロゴなどもチェックしてください。
1-1. TABLIER(タブリエ)
スタッフ/1名
アピールポイント/隠れ家系サロン
【参考にしたいポイント】
ひとりで経営している美容室であることがわかる写真をたくさん掲載。多くの人があつ集まる大きな美容室よりも、隠れ家的なサロンでていねいに施術してほしいと思っている顧客にアピールしている。サロン内のインテリアの写真も雰囲気があり、ここで髪を切ってもらったら気持ちいいだろうなあと感じさせる。
【ホームページはこちら】
福岡市大楠にある美容室と植物の空間|TABLIER(タブリエ)
1-2. vaguhair (バグヘアー)
スタッフ/2名
アピールポイント/ヘアを扱う技術力の高さ
【参考にしたいポイント】
サロンの最大のセールスポイントである、「ノンダメージ」施術において、某大手口コミサイトでNo.1を取得したことをアピール。技術力に自信があるのであれば、スタイリングのセンスよりも、技術力の高さをアピールしたほうが、髪の扱いに悩んでいる顧客を集めることができる。
【ホームページはこちら】
【福岡市早良区美容室】ノンダメージサロン® vaguhair (バグヘアー))
1-3. 美容室 Roar - ロアー
スタッフ/6名
アピールポイント/基本に忠実
【参考にしたいポイント】
ヘアカットのリアルな瞬間を撮影した写真を使い、手元をクローズアップして、確かな技術力を感じさせている。シンプルなデザイン構成のホームページで、流行の先端を追うタイプではなく、コンサバティブなヘアスタイルを好む顧客にアピールし、安心して任せられる雰囲気を醸し出している。
【ホームページはこちら】
ひびきの 美容室 Roar - ロアー | 学研都市 北九州 ネイル・エステ
1-4. LARRY
スタッフ/1名
アピールポイント/ハイセンスなインテリア
【参考にしたいポイント】
美容室は、短くても1時間程度、カラーリングやパーマを施すと、2〜3時間は過ごす場所なので、店舗内のインテリアや環境を気にするお客様も多い。こちらのホームページはインテリア写真を中心にしたシンプルな構成。表参道という美容室激戦地区でありながら、隠れ家的な雰囲気で他店との差別化ができている。
【ホームページはこちら】
LARRY | 表参道 美容室
1-5. 美容院RUCCA(ルッカ)
スタッフ/7名
アピールポイント/働く女性の味方
【参考にしたいポイント】
働く女性をターゲットとしており、店舗の営業時間も平日21時までを強くアピール。ヘアサロンとしての業務以外に、OLが興味を持つ、メイク、ネイル、エステまで展開し、トータルでサービスを提供したり、ホームページ限定のクーポン提供など、ヘアサロンの既存顧客を他へ逃さない工夫がさまさま凝らされている。
【ホームページはこちら】
心斎橋・南船場|淀屋橋・本町の美容室・美容院RUCCA(ルッカ)
1-6. アンドアパートメント
スタッフ/2名
アピールポイント/フレンドリー、親しみやすさ
【参考にしたいポイント】
手描き風イラストを多用した、あたたかさと親しみやすさを感じさせるホームページ。全ての情報が1ページ内に収まるように構成された縦長のホームページで、スクロールしていくと折りたたまれた手紙を広げたような感じになる。小さいお店はSNS活用が集客の要となるが、Facebookのバナーが埋め込まれており、コツコツ更新していることがわかる。
【ホームページはこちら】
アンドアパートメント | 福島駅東口パセオ通りの美容室
1-7. ALIVE
出典:ALIVE
スタッフ/8名(原宿店)9名(表参道)5名(吉祥寺)
アピールポイント/カラーリング
【参考にしたいポイント】
お店が提供するスタイルの方向性がわかるストリート系の写真を多く掲載。カラーリングが得意なサロンということも画像からわかるようになっている。もっとヘアスタイルで遊びたい、ハイセンスなカラーリングに挑戦したいといった、流行を牽引するタイプの顧客を惹きつける構成で、ブログも「カラーリング」に絞ったコンテンツになっている。
【ホームページはこちら】
ALIVE
2.お客様の視点が大事|美容室のホームページに必須の6項目
お手本にしたい美容室のホームページを見たところで、美容室のホームページに必須の項目を確認しておきましょう。デザインセンスの良いホームページを作れば、お客様が予約を入れてくれるわけではありません。
必要な項目は以下のようになります。
- 店舗情報
- メニュー表
- スタッフ情報
- スタイル写真
- スタッフブログ
- ウェブ予約フォーム
美容室を利用しようと思いながら、ホームページを閲覧しているお客様の心のつぶやきを書き出してみるとこんな感じでしょう。
- このお店なら、素敵なヘアスタイルにしてもらえそう。
- 内装の雰囲気もいい感じ。インテリアもステキね。
- メニューの料金も明確だから安心。今すぐ予約を入れたい!
- 予約はこのフォームに日時を入力すればいいのね!
- 担当スタッフは、ブログを読んで話が合いそうなAさんにしよう。
- やった、来週の土曜日に予約完了!
- 場所は ◯◯ 駅から徒歩5分ね。マップがあるから迷わずに行けそうだわ。
つまり、お客様に自分の美容室を選んでもらい、予約を入れてもらうためには多くの情報が必要になるのです。
ひとつずつ解説していきます。
2-1.店舗情報
まずは店舗情報です。一言で店舗情報と言っても掲載したい情報はたくさんあります。
2-1-1.店舗名と所在地(住所)
基本的な情報です。お店の名前も、美容室の場合はおしゃれに英語やフランス語などを使った店名が多く「読み方」がわからないことがあるので、お店の名前の読み方も、小さくていいので店舗名の近くに記載しておきましょう。
所在地は正確に記載しておきましょう。場所がわからなかったり間違っていると、お客様がお店にたどり着けなくなってしまいます。まぎらわしい地名、近所に似た名前のお店があるなど、お客様が迷子になりそうな場合は、長くなっても説明書きを追加したほうが親切です。(例/最寄駅からの徒歩の経路など)
2-1-2.営業時間
営業時間も必須です。曜日によって営業時間が違う場合には、必ず曜日ごとの営業時間を記載しておきましょう。当日予約は可能なのか、飛び込み(予約なし)もOKなのか、なども記載しておくと親切です。
最近はスマホでお店を検索する人が圧倒的なので、スマホで気軽に検索して、ちょうど近場にいい感じの美容室があるとわかったら、すぐに髪を切ってもらいたいと思うお客様もいます。予約なしでもOKとい美容室はあまりありませんが、時間帯によって空いているので対応できる状況なら、そういった情報も記載しておきましょう。混んだ時間帯を避けたいお客様もいるので、予約を入れる人にも目安になります。
2-1-3.定休日(休業日)
定休日もしっかりと記載しましょう。加えて、スタッフ研修などイレギュラーの休業日は早めに告知するようにすることも大切です。
お客様の中には、思い立ったら即予約を入れるタイプもいれば、カレンダーを見ながら、他のイベント日などと調整しつつ、美容院の予約を入れる方もいます。
たとえば友人の結婚式にお呼ばれしているので、絶対に結婚式前に美容室に行くと決めていたお客様がいたとして、美容室に行くと予定していた日が休業日だと直前にわかったら、とてもガッカリさせてしまいます。早めに告知していれば、お客様も予定を調整して早めに予約を入れることができたでしょう。
営業日も定休日も、お客様の身になって、お客様がお店の休みを把握して自分の予定とすり合わせができるように、わかりやすく早めに記載しましょう。
2-1-4.電話番号
今はネット予約が主流ですし、メールなどで予約を受け付けるお店がほとんどだと思いますが、電話番号も必ず記載しておきましょう。ネット予約ではなく電話で予約したいというお客様も意外に多いからです。電話での対応次第で、予約をするかどうかを決めるお客様もいます。
ひとりで経営している小さな美容室の場合は、施術中に電話応対ができないので記載したくないと思うかもしれません。しかし、電話番号が記載されていると、初めてのお客様が道に迷ってしまった時にも電話で対応できますし、急病などで予約を直前にキャンセルしたいお客様がすぐに連絡をいれることができるといったメリットもあるので、電話番号は記載するようにしましょう。
2-1-5.店舗の写真(外観と内装)
店舗の写真も載せるといいでしょう。できれば、外観と内装どちらもあるといいですね。店舗の写真を見て、お客様はお店のセンスなどを見極めます。また内装の写真は、雰囲気がよさそうか、心地よく過ごせそうな美容室かどうかをチェックします。
店舗の外観は、初めてのお客様に対して、お店を見つけやすくさせるといった役目もします。ビル内の美容室の場合は、ビルの入り口や店舗の入り口の写真があるだけでも目印になるので載せましょう。
2-1-6.地図(GoogleMap等)・店舗までの道案内
地図を掲載しておくと視覚的にお店の場所を把握できるので、住所とともに載せるようにしましょう。GoogleMap等を埋め込めば、スマホからでも利用でき、拡大縮小も可能になるのでお客様の利便性が高まります。
最寄駅から遠い場合や迷子になりやすい場所にある店舗の場合は、MAPのそばに道案内も付けましょう。自家用車利用の方のために、コインパーキングや無料駐車場などの位置も載せると親切です。
2-1-7.その他(支払いに関する情報など)
支払いに関する情報も載せてあげると親切です。クレジットカードや電子マネーは利用できるのか、ポイントがついたりするのかなどの情報を載せます。
最近では、美容室で使用したシャンプーやトリートメント、スタイリング剤を自宅でも使いたいと購入を希望するお客様も多いので、店内で使用しているアイテムの紹介や、製造元・販売元のウェブサイトのリンクなどもあるといいでしょう。
2-2.メニュー表
メニュー表は非常に重要です。自分がしたいヘアスタイルにかかる費用がよくわからないのは、非常に不安になるからです。
最近では、カット、カラー、トリートメントなど、メニューを複数組み合わせたおトクなメニューを掲載している美容室が多くなりましたが、トータル料金だけでなく、カット、カラー、パーマなどの各々の料金も必ず載せるようにしましょう。
各々の料金がわからないと、複合メニューがおトクになっていることがお客様に伝わりませんし、複合メニューはどうしてもトータル金額が高額になるので、お客様が躊躇してしまうことにもなります。
また、メニューはできれば税抜価格よりも税込価格を提示しましょう。税抜価格で掲載するほうが、おトク感をお客様に感じさせることができますが、お客様から見れば、税込価格で提示されているほうが予算を明確に決められるので親切です。
2-3.スタッフ情報
スタッフ情報も必ず入れましょう。お客様は、自分の髪の毛を触らせる相手を慎重に選びたいと思っています。感覚的に、この人はイヤだな、この人ならまかせられるな、と選びたいので、必ずスタッフ情報を入れるようにしてください。
スタッフ情報に入れるとよいものを3つご紹介します。
2-3-1. スタッフの写真
顔だけでなく、できればバストトップ(胸から上)の写真を用意しましょう。お客様は、施術者を顔で選ぶのではなく雰囲気で選びます。ヘアスタイルはもちろん、ファッションセンスなどもチェックしていますからいつもの雰囲気がわかる写真を載せてください。実物と会ったら幻滅したとならないように、加工しすぎ、盛りすぎの写真は止めましょう。
2-3-2. 自己紹介
名前や経歴、出身地、誕生日や血液型、趣味、こだわっていることなど。自己PRメッセージもいいですね。得意なスタイルについても書いておきましょう。ショートカットならまかせて!とか、自分が新垣結衣の担当だったら、ヘアスタイルをこう変えてみたい、など、お客様の興味をひき、この人にまかせたい!と思わせることが書かれていることが大切です。
また、インスタグラムやフェイスブックなど、SNSを使っているスタッフは、リンクを貼って、ぜひSNSも見てもらうようにしてください。お客様との距離を縮めて、話のきっかけを作ることができます。
2-3-3. 予約ボタン
ホームページに設置するウェブ予約システムによって、できる場合とできない場合があるので、必須ではないですが、スタッフの自己紹介や写真の下に「指名予約ボタン」を設置するのもおすすめです。
写真を見て自己紹介文を読み、すぐにこのスタッフを指名して予約したい!と思ったお客様がボタンをクリックすることで予約フォームへと一気にアクセスできるので、即決で予約が完了します。
スタッフ情報の近くに指名予約ボタンを設定することで、指名予約の増加も見込めるので、ぜひおすすめします。
2-4.スタイル写真
スタイル写真(スタイルギャラリーとも言う)は、美容室のホームページにとって非常に重要なコンテンツになります。商品を販売している会社にたとえれば、スタイル写真は、「商品画像」のようなものだからです。
お客様がスタイル写真を見ることで、美容室やスタッフの実力・センスがどれほどのものかを判断することになります。
- どんなメニュー(カット、パーマ、カラーリング等)が得意なのか?
- 流行の先端を行く店なのか、それともトラッドなスタイルが得意な店なのか?
- 最新のスタイルを取り入れているか、情報に敏感なスタッフなのか?
- お店やスタッフのセンスは自分に合っているか?
お客様は、スタイル写真から上記のようなことを細かく読み取っているので、手抜きはいけません。できれば、プロのフォトグラファーに撮影を依頼し、できるだけたくさんのスタイル写真を載せて、ギャラリーと呼べるものにしてください。
また、ヘアスタイルには流行がありますので、数年前に撮影した写真をそのまま掲載していると、お客様から見抜かれてしまいます。こまめに更新して、最新のヘアスタイルの写真を載せるようにしてください。
2-5.スタッフブログ
スタッフブログもホームページ内にぜひ設置しましょう。スタッフ紹介があればブログはいらないのでは?と考えるかもしれません。しかし、ブログをコツコツと更新することで、ホームページのコンテンツが充実し、Googleに代表される検索エンジンからホームページ自体が高い評価を得ることができるようになります。
検索エンジンから高い評価を得たホームページは、検索した時に上位表示をしてもらえるようになります。上位表示をしてもらえるようになると、お客様があなたのホームページを見つけやすくなるので、潜在顧客の目にも留まるようになり、集客がスムーズにいくようになるのです。
ただし、やみくもにブログを更新すればGoogleから高い評価が得られるわけではありません。店舗のトピックス情報、お客様のヘアスタイルに関する悩みに答える、おすすめのスタイリング剤を紹介するなど、美容室のブログから逸脱しない内容の記事を書く必要があります。
2-6.ウェブ予約フォーム
ホームページ上で予約が完了するように予約フォームを設置しましょう。今は、圧倒的にネットから予約をする人が増えています。お客様の立場になって考えれば、電話で予約するなら、営業時間内にしなくてはいけないし、忙しいと電話する時間がなかなか取れなくて予約ができないとなります。
ネットから予約ができれば、夜中であっても時間を気にせず予約ができますし、思い立ったらすぐに美容室に行けるようになります。
今は美容室予約の大手ポイントサイトが人気ですので、ポイントサイトと契約している場合には、連携を忘れずに行いましょう。
ホームページが検索上位に上がるようになれば、大手のポイントサイトを使わずとも集客ができるようになります。ホームページから安定的に集客できるようになったら、ポイントサイトに頼らず、独自のネット予約システムやアプリがリリースされているので、そちらを利用してみましょう。
3.集客できる美容室のホームページ作成7つのポイント
集客できる美容室のホームページを作るうえで、絶対にはずせないポイントを7つご紹介します。
- ホームページの制作目的を明確化する
- 美容室のターゲットとなる「ペルソナ」を設定する
- 掲載情報を整理して、わかりやすい「ナビゲーション」を作成する
- お店の「こだわり」や「差別化ポイント」をはっきりさせる
- .写真は厳選して、お店の世界観を統一させる
- 美容室集客の要!SNSやポイントサイトとの連携は必ず行う
- スマホから予約できるようにスマホ対応は必ず行う
スマホ対応は、地味ながら集客を成功させる非常に重要な施策となります。忘れずに行いましょう。
3-1. ホームページの制作目的を明確化する
美容院に限りませんが、集客できるホームページを作るには、まず最初に目的を明確にすることが大切です。制作目的を決めることで「ホームページに何を掲載するべきか」がスムーズに決まるからです。
ホームページの制作目的は、以下4つに大別することができますが、たったひとつの目的にために開設しているケースは少なく、複数の目的を持っていることがほとんどです。
① 認知の拡大(名刺代わり)
「お店の名前を知ってもらう」「**県**市の美容室といえば私のお店」といった知名度を上げることを目的とする
② ブランディング
新規の見込顧客だけでなく、既存の顧客や取引先などからの信頼獲得、愛着獲得など、ファンを増やすことを目的とする
③ 集客
ホームページの閲覧者をできるだけ増やし、美容室の場合は、新規顧客獲得を成功させる。その他、メールマガジンの新規登録会員を獲得したり、企業であれば問い合わせを増やし商品購入につなげることを目的とする
④ 求人
自社で働いてくれる人をホームページから募集し採用するのが目的
新しく美容室をスタートしたばかりであれば、①と③、すでにある程度、お客様が付いている場合には、②と③、業務拡大に向けてスタッフ増員がしたいのであれば、②と④を目的とすることが多いでしょう。あなたも、一度しっかりとホームページ制作の目的を考えてみてください。
3-2. 美容室のターゲットとなる「ペルソナ」を設定する
次に「ペルソナ」の設定を行います。ペルソナとは、美容室に来て欲しい《メインターゲット(架空の顧客像)》のことを指します。
ペルソナが明確になると、ペルソナが好みのデザインやテイスト、世界観なども明確になるのでペルソナに向けて具体的にホームページを作成することができるようになります。
ペルソナを設定する際には、想定する人物像を「1人」に絞りこみ、1人の人物に対して「年齢・性別・趣味・仕事・年収・ライフスタイル」などの情報を細かく設定していきます。
たとえば美容室のペルソナは、以下のようにできるだけ詳細に設定していきます。コツはお店のテイストを好むタイプはどんなタイプなのかを考えることです。
美容室ごとに得意なテイスト、不得意なテイストがあるはずなので、自分の美容室で喜んでヘアカットをするタイプはどんな人なのかを想像してみましょう。
性別/女性
年齢 /22歳¥
居住地/**県**市
年収/300万円
仕事/北欧系のインテリア雑貨を扱うお店のスタッフ
性格/おっとりしている
趣味/カメラ、イラスト描き、小説も書いている。基本インドア派
好きなファッション/ロングスカートが多い。森ガール風。帽子も好き
好きなヘアスタイル/ロング派だったが、カラーリングとパーマでショートにイメチェンしたい
ヘアに関する悩み/くせ毛がうまく扱えない。アレンジが下手でバリエーションが少ない 好きなタレント・女優/のん、多部未華子
読んでいる雑誌の系統/「CLUEL(クルーエル)」(“上品”と“上質”がキーワード。スマートな女性のためのハイファッション誌)
ライフスタイル/結婚願望はあまりない(男目線を気にしない)自分の好きなことを追求していきたい気持ちが強く、こだわりが強い。将来はカフェと雑貨のショップをオープンさせたい
このように、細かくペルソナを設定してみると、ターゲットの心理が目に見えるようになり、どのようなテイストのホームページを作れば、見込み顧客の心や感情に響くのかがわかってきます。
3-3. 掲載情報を整理して、わかりやすい「ナビゲーション」を作成する
次に、ホームページに掲載するコンテンツをまとめていきます。掲載情報を整理してナビゲーションを作成します。
掲載情報については、2章でご紹介しました。
- 店舗情報
- メニュー表
- スタッフ情報
- スタイル写真
- スタッフブログ
- ウェブ予約フォーム
続いて行うのが「ナビゲーションの作成」です。ナビゲーションとは、ホームページに掲載するコンテンツの「見出し」のようなものです。「メニューバー」とも呼ばれています。
ナビゲーションは以下の画像の赤で囲んだ部分です。
出典:八重山三線工房
美容室の代表的なナビゲーションメニューは以下の通りです。
- トップページ(ホーム)
- コンセプト&スタイルギャラリー
- メニューと料金
- スタッフ情報
- ブログ
- 店舗情報&アクセス
- 問い合わせ&予約フォーム
ここでは、掲載情報の中でまとめられるものをひとつにまとめましたが、美容室の場合、ナビゲーションメニューは、掲載情報で挙げた項目をそのまま当てはめてもいいでしょう。
3-4. お店の「こだわり」や「差別化ポイント」をはっきりさせる
美容室のホームページにとって一番大切な、「こだわり」や他店のとの「差別化ポイント」をはっきりさせましょう。これが「お店のコンセプト」となります。
お店のコンセプトを極めるには、「お店の訴求ポイント」と「ペルソナの好みや趣向」を掛け合わせて導き出します。訴求ポイントとは、商品で言えば、いわゆる「売り」と呼ばれる、お店がお客様に一番アピールしたい部分のことです。
訴求ポイントは、できる限りたくさん出してみることが大切です。ささいなものでもかまいません。下の例では、「観葉植物」ですが、自然を感じさせる美容室を好むお客様はたくさんいます。
大手の美容室には出せない個性を「売り」にできるのが小規模美容室の良さですから、自分のお店のアピールポイントをさまざまな角度から考えてみましょう。
◉ お店の訴求ポイント
- 店長は表参道の有名店で10年以上修行し、タレントの ◯◯ さんも担当していた *タレント名は実名が出せるとベスト。
- 少人数(スタッフ2名)の隠れ家的なサロン
- シャンプーやトリートメントは肌に優しいオーガニックなものを使用
- カラーリングも髪や地肌を傷めないことを最優先した薬剤を使用
- イスの座り心地にこだわった店内インテリア
- スタッフが育てた観葉植物がお店の中にたくさんある
- 店舗の入り口にも植物がたくさんある
◉ ペルソナの好みや趣向
- 肌が弱くアレルギーがあるので、美容室選びは慎重
- だからといっておしゃれに妥協はしたくないので、カラーリングもしてみたい
- 大きな美容室はせわしなくて苦手。隠れ家のようなお店が好み
- 癒される場所が好み。植物や花が好き
◉ コンセプト(例)
観葉植物に囲まれた癒され空間を提供するオーガニックなヘアサロン
上記のプロセスを参考に、お店のコンセプトを設定してみましょう。
3-5.写真は厳選して、お店の世界観を統一させる
コンセプトが決まったら、ホームページに掲載する写真は厳選し、お店の世界観を統一させましょう。
ホームページ全体に統一感がないと、チグハグな印象をお客様に与えてしまいます。
さきほどのコンセプトのお店なら、オーガニックなイメージが壊されない写真を選ぶべきです。ヘアスタイルの写真も、できれば、公園などで自然光の中で撮影したほうがサロンのイメージが伝わるでしょう。オーガニックを「売り」にするのであれば、人工的なイメージの写真は極力使わないことが大切です。
また、写真のクオリティも非常に重要です。ヘアスタイルのギャラリーなどは、徹底的にこだわりましょう。Instagramを使っている美容室は多いと思いますが、Instagramには、写真を加工できるフィルターが用意されていますので、お店の世界観に合うフィルターを使って加工してみてもいいでしょう。
スマホの画像加工アプリも使えます。
しかし、ヘアスタイルにこだわりが強いお客様は、目が肥えているので、素人が撮影した画像ばかりでは、見抜かれてしまいます。費用はかかりますが、できればプロに撮影を依頼したほうがワンランランク上のイメージのホームページになります。
3-6.美容室集客の要!SNSやポイントサイトとの連携は必ず行う
特にオープンしたばかりの美容室にとって、SNSやポイントサイトは集客に欠かせないものです。SNSやポイントサイトとの連携は必ず行うようにしてください。
とはいえ、全く更新していないSNSでは、お客様が不安に思ってしまいます。美容室は「流行に敏感」であって欲しいとお客様は無意識に思っていますから、とにかくSNSの更新は定期的に行うようにして最新の情報を発信するようにしておきましょう。
3-7. スマホから予約できるようにスマホ対応は必ず行う
今は、ネットへのアクセス数は、パソコンよりもスマホのほうが多くなっています。スマホから予約できるようにスマホ対応は必ず行うようにしてください。
スマホからアクセスした時に、読みにくい、操作しづらいといったホームページでは、お客様が逃げてしまいます。お客様が「今すぐ美容院に行きたい!」と衝動的に思い、手元のスマホでアクセスしたときに、予約サイトがなければ、予約ができる他の美容室のホームページに移動してしまうでしょう。
スマホ対応は、これからのホームページづくりには欠かせません。ひとりでもお客様を逃さないようにスマホ対応は必ず行なってください。
4. ジンドゥー(Jimdo)なら、美容室のホームページもたった1日・無料で作成できる
美容室のホームページの作り方はだいたいわかったが、外注する予算がない、でも自作するのも自信がないという方には、簡単にホームページが作れる無料のホームページ作成サービス:ジンドゥー(Jimdo)を利用することをおすすめします。
- 運営は安心のKDDIグループ
- 個人から中小企業まで、国内170万サイトがジンドゥー(Jimdo)を利用
- ホームページ作成未経験でもプロ並みのホームページが作成できる
- 無料プランが用意されており、有料プラン申込み前に操作感を確認することが可能
- 安心のサポート体制が整備されており困ったときに相談できる
- 有料プランは優先的にサポートが受けられる
- ここまで作れる!ジンドゥー(Jimdo)で作られた美容室のホームページ4選
- レスポンシブデザインでスマホ対応も万全
- サーバー不要で永年無料のプランも用意
- 作成中に困ったら全国約60箇所にあるJimdoCafeに相談できる
まずは、ジンドゥー(Jimdo)で作られた美容室の実際のホームページを見て、クオリティを確かめてください。
4-1.ここまで作れる!ジンドゥー(Jimdo)で作られた美容室のホームページ4選
ジンドゥー(Jimdo)にはメリットがたくさんあることはわかったけど、実際にどんなレベルのホームページが作れるのか、気になっている方もいることでしょう。
そこで、ジンドゥー(Jimdo)で作られた美容室のホームページを4選しました。どの美容室も、シンプルながら自店舗の世界観を全面に出したセンスのよいホームページとなっています。
ぜひ、実際のサイトを訪問して、細かい部分まで見ていただきたいと思います。きっとジンドゥー(Jimdo)を使ってみてもいいかもしれない、と納得するかもしれません。
4-2. レスポンシブデザインでスマホ対応も万全
ジンドゥー(Jimdo)では、モバイルフレンドリーのホームページを簡単に作成することができる「レスポンシブデザイン」を採用していますので、スマホやタブレットからアクセスしても、デザインが崩れたりせず、きれいで見やすいホームページを構築することができます。
ジンドゥーで扱うレイアウトは全てレスポンシブデザインに対応しているので、自動でスマホに最適化することができ、作成がカンタンで1ヶ所で管理運営ができるのでホームページの更新・編集や管理が非常に楽に行えます。
美容室のホームページにスマホ対応は必須です。ぜひジンドゥー(Jimdo)を試してみてください。
4-3. サーバー不要で永年無料のプランも用意
ジンドゥー(Jimdo)の場合、ホームページを立ち上げる際に必要とされる「サーバーの用意」や「ドメイン(ホームページのアドレス)の取得」などは一切必要ありません。
ホームページを作りたいと思い立ったら、その日のうちに作成することが可能で、無料でホームページ公開を行うことが可能です。
特別なIT知識やプログラミング言語の知識がない人でも、プロの仕上がりのホームページを作ることができる初心者向けのホームページビルダーです。
4-4. 作成中に困ったら全国約60箇所にあるJimdoCafeに相談できる
他のホームページビルダーにはないメリットが「JimdoCafe(ジンドゥーカフェ)」の存在です。ジンドゥー(Jimdo)なら、全国に約60箇所あるJimdoCafeでホームページ作成について学ぶことができます。
JimdoCafeは、その土地や開催者によってさまざまな形態で運営されており、主な活動内容は以下のようになっています。
- その場でパソコンを使ってジンドゥー(Jimdo)でホームページ作り
- ホームページ運営・作成の相談
- ホームページに役立つイベント開催
- 個別相談室
- ジンドゥー(Jimdo)ユーザー同士で情報交換
一般的なホームページ作成サービスを利用している場合は、お問い合わせフォームにメールを送ったり、電話で相談したりしても、「結局どうすればよいのか、何が問題か全然わからない」といった状況に陥ることもあります。
ジンドゥー(Jimdo)なら、JimdoCafeに出向けば、質問しながら実際に目の前で作業の仕方を教えてもらうことができるのです。
「安心できるサポート体制が必要」と考えるなら、ジンドゥー(Jimdo)をおすすめします。
5.ジンドゥー(Jimdo)で10分以内にホームページを作成する3つのステップ
ジンドゥー(Jimdo)なら、仮のホームページが3つのステップで最短10分以内で作成できます。
まず最初にアカウントを作成し、その後に表示される質問に答えていくだけです。とりあえず形だけ仕上げるのであれば10分程度、ある程度公開できるレベルまで仕上げたいのであれば、まる1日程度の作業でホームページが完成します。
【ジンドゥー(Jimdo)を使って最短でホームページを作成する3ステップ】
(ステップ1)
ジンドゥー(Jimdo)にアクセスして、アカウント登録が完了したら、作成作業に入ります。「ホームページ」「ネットショップ」「ブログ」の中から選んでください。
(ステップ2)
次に「ジンドゥー AI ビルダー」「ジンドゥークリエイター」どちらか選択します。
(ステップ3)
「ジンドゥークリエイター」を選んだ場合、業種(美容・健康、コンサルティング、バー・レストラン等)や用途を選びます。
美容室であれば、「美容・健康」もしくは「サービス」等を選びましょう。スキップしてあとから選ぶこともできます。
「ジンドゥー AI ビルダー」を選んだ場合は、「個人」「団体」どちらか選びます。
そのあとは、画面上の質問に答えていくだけでホームページができあがります。
質問はスキップして後から選ぶことができますので、迷う質問はどんどんスキップしていきましょう。
「ジンドゥー AI ビルダー」では、いくつかの質問画面に答えていけば仮のホームページができあがります。ここまでの作業にかかるのは、時間にして5〜10分程度です。
◉ 仮ホームページ完成後、レイアウトの変更を行う
ジンドゥー(Jimdo)は、仮のホームページを作成した後に簡単にレイアウトの変更ができます。
ジンドゥークリエイターであれば、日本語表記のテンプレートが40種類用意されており、ビジネス用、ショップ用、ポートフォリオ、個人向けのテンプレートがあります。一度登録した後にも、気に入らなければ簡単に選び直して変更することができます。
コンテンツの追加や変更もアイコンをクリックしていくだけで可能です。
ある程度デザインが決まったら、後はコンテンツを追加し、画像や記事を入れていくだけであなたの美容室のホームページが完成します。直感的に作業ができるので迷わず作業ができます。
コンテンツや記事の量にもよりますが、だいたい1日(作業量として5時間〜8時間)程度かければ、公開できるレベルのホームページができあがります。
6.まとめ
美容室のホームページを作成するうえで大切なことは、おしゃれ感を出すことだけでなく、集客を成功させることもしっかりと考えることです。
最後に、集客できる美容室のホームページを作るうえで、絶対にはずせないポイントを復習しておきましょう。
- ホームページの制作目的を明確化する
- 美容室のターゲットとなる「ペルソナ」を設定する
- 掲載情報を整理して、わかりやすい「ナビゲーション」を作成する
- お店の「こだわり」や「差別化ポイント」をはっきりさせる
- 写真は厳選して、お店の世界観を統一させる
- 美容室集客の要!SNSやポイントサイトとの連携は必ず行う
- スマホから予約できるようにスマホ対応は必ず行う
美容室のホームページの作りたいが、外注する予算がないので自作したいという方は、簡単にホームページが作れるジンドゥー(Jimdo)をぜひご利用ください。スマホ対応も簡単にでき、センスのよいホームページが短時間で作成できます。