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個人ホームページに必要な3つの準備とタイプ別ホームページ作成法

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個人のホームページを作成したいが、どこから手をつけていいかわからない。会社のホームページほどガッチリしている必要はないが、かといって発信するからにはちゃんとした信頼も得たい。個人でホームページを作るときには、何を準備して、何で作り、どんな内容を載せるべきなのかがわからない、とお困りでしょうか。

 

そこで今回は、個人でホームページを作成するにあたり

 

  1. 個人のホームページ作りに必要な準備3つ
  2. 個人のホームページをどうやって作るべきかチャート
  3. 個人のホームページがカンタンにできる優秀ホームページ作成ツール4つ

をまとめました。最後までお読みいただければ、個人のホームページ作成に必要な要素と準備すべきこと、作成するにあたって使うべきツールなどがわかり、ホームページ作成がはかどることと思います。

1.個人のホームページ作りに必要な準備3つ

個人でホームページを作る時に、作り始める前の段階で準備をしておいた方が良いもの3つあります。

 

準備1:個人ホームページの目的を決めておく

まずは、何のために作るのかを決めましょう。ホームページ作成はだいたい以下の3タイプに分かれます。

タイプ ① ポートフォリオタイプ(自己紹介タイプ・名刺代わりタイプ)

 

とりあえず、ホームページを作って持っておきたいタイプ。会った人に自分の名刺がわりに自分のホームページを見てもらえればいいと思っている。

 

ホームページの内容は
  • ホームページ概要(ビジネスの場合は会社概要)
  • 所在地
  • 連絡先
があればよく、ページ数も3−5ページ程度でいいと考えている。
タイプ ② ビジネスタイプ(販売したい、問い合わせを増やしたい!

 

自分のビジネス(お店・会社など)の情報をたくさん乗せて、こだわりや思いをしっかり伝えるホームページにしたいタイプ。掲載内容は、
  • ホームページ概要(ビジネスの場合は会社概要)
  • 所在地
  • 連絡先
に加えて、
  • WE ARE・・・のような、会社の自己紹介をするページ
  • 画像や動画
  • 予約フォーム
  • お問い合わせフォーム
  • その他SNSなどでの情報発信
などを加えて積極的に発信をし、既存のお客様にも新規の訪問者にも、何回も来てもらえるホームページにしたい。
タイプ ③ 個人のプロフィールタイプ(趣味の個人サイト)

 

自分の考えや作品をお披露目しする趣味的なホームページ。たくさんの人が来てくれなくても、同じ趣味の人が検索して共感してくれたり、ネット上で交流ができたらいいなというもの。内容は
  • 作品や思い出
  • 日記的なもの
  • 趣味に関した事柄
などを掲載する、自由なホームページです。

準備2:準備1を中心に、どんなデザインにするかを探す

何のために作るかが決まったら、これから作るホームページの出来上がりイメージを持つための準備をしましょう。これは、マイホームを作りたいと思った時に、理想のお家をイメージするのと似ています。先に完成イメージがあると、何が必要なのかがわかるので、ホームページを作っていく時にとても便利です。

 

具体的には、「こんな感じがいいな」「これは素敵だ」と思うホームページのURLをたくさん集めておき、あとでテンプレート選び、レイアウトや色使いの参考にします。

 

個人のホームページなので、好きなタイプのサイトをたくさん集めておくのでも良いですが、実は、タイプ別に適したデザインというものもあるので参考にしてください。

タイプ ①  ポートフォリオタイプ(自己紹介タイプ・名刺代わりタイプ)

 

ポートフォリオタイプのホームページは、自分のやっていることが将来、仕事か、なんらかの発展に繋がるための発表の場にも使えます。仕事や作品を画像を使ってなるべく大きく見せられるデザインが適しています。

 

ホームページで紹介するものによっては、かなりアーティスティックなデザインでもOKです。

 

ポートフォリオ参考URL:

 

KUON YAGI(ウェブデザイナーの個人ホームページ)
山本タカシ(写真家の個人ホームページ)

 

参考デザイン入手先一覧:

 

【完全保存版!】デザインを参考にすべき海外のポートフォリオサイト25選 
タイプ ② ビジネスタイプ(販売したい、問い合わせを増やしたい!)

 

個人のホームページでもビジネス用ならば、カチッと印象の良い信頼できるデザインが向いています。また、訪れた人が、何の仕事をしているのか、一目ではっきりわかるデザインを選んだほうが良いです。

 

参考デザイン入手先一覧:

 

ビジネステンプレートは無料で良質なものがたくさんありますので参考にましょう。
  • BizVector:日本で最もよく使われるビジネステンプレートのため、馴染みがあり親近感がある。
  • テンプレートパーティー:デザイン性が高く、日本製であることがわかる質の良いテンプレート。
タイプ ③ 個人のプロフィールタイプ(趣味の個人サイト)

 

自分の感性や考えを自由に表現するサイトなので、自分が良いと思ったものを選ぶので良いでしょう。例えば、ホームページの最初の画面が画像だけのものや、インスタグラム画面のようにたくさんの小さい写真が並ぶものなど、新しいデザインや楽しいデザインを使っても大丈夫です。

 

自分の楽しさ > 人の見やすさ

 

を優先できるのが個人ホームページの良いところですので、多少、人に伝わりにくくても、自分が良いと思う「感覚」を優先して下さい。飽きたら、気まぐれにデザインを変えても大丈夫なのも、個人ホームページの良いところです。

 

参考デザイン入手先一覧:
  • 無料ホームページテンプレート.com:斬新なデザインの画面が大きなテンプレートが多い
  • TCD:WordPressに特化したテンプレート作成をしている。金額はかなりするが、参考にするサイトとして非常に優秀。資金が許せば購入して使用すれば、デザイン力と訴求力の高い個人ホームページが完成します。

準備3:コンテンツを用意する

作る理由とデザインのイメージがざっくりと決まったら、最後にホームページの中身をある程度用意しておきます。この内容は、実際にホームページを外注する場合でも、自分で用意しなければならない部分です。

 

タイプ別に、以下のようなものが必要になります。

タイプ ① ポートフォリオタイプ(自己紹介タイプ・名刺代わりタイプ)

自分の作品・自分がアピールしたいことの画像

 

制作物・仕事の成果などホームページの訪問者に、ぜひとも見て欲しいものを画像や動画で用意します。手持ちに良いと思える画像がない場合は、書いてあることに関連した有料画像などを使いましょう。

 

自己紹介

自分が
  • 何をしている人なのか
  • どんな人なのか
がわかる簡単な自己紹介を用意します。自己紹介の詳細さは個人の判断によりますが、ホームページ訪問者が共通点を見出しやすい
  • 年齢
  • 出身地
  • 住んでいる地域
  • 出身校
  • 家族構成やペット
  • 趣味
は書いておく方が親近感を持ってもらえます。
  • 経歴・受賞歴
何かで賞をもらったなど、人より抜きん出たことをした証となるものがある場合は、恥ずかしがらずに公表しましょう。また、仕事に関わる内容の場合は、過去の職歴などを書いておくと良いでしょう。
また、ビジネス上の成果や作品などでなくても
  • 体験(自転車で日本一周したことがある、など)
  • キャンプのテント張りがものすごく早い(動画)
  • 特技(大食い成果など)
など、人の記憶に残るようなものは掲載した方が良いでしょう。
  • 連絡先
この人に連絡したいなと思った訪問者が、連絡を取れる方法が必要です。ただし、この場合は、ホームページ専用のメールアドレスを作り、プライバシーで利用しているものとは分けましょう。

タイプ②ビジネスタイプ(販売したい、問い合わせを増やしたい!)

仕事とサービス内容

 

自分が提供できる仕事内容とサービス内容を用意します。現実にお客様と会う時使っているパンフレットやリーフレットなどの販促物をホームページでも閲覧ができるようにPDF化するか、ホームページ内でわかりやすく説明をするための文章などを用意します。

 

サービスに関連した画像

 

提供するサービスに関連した、画像や動画を用意します。ビジネスの場合、可能な限り、自分で画像を撮影してオリジナルなものを準備しましょう。結果的に、他社との差別化に繋がります
また仕事とサービス内容を口頭で説明する動画なども有益です。

 

自己紹介

 

ホームページの訪問者に、
  • 自分が何をしている人なのか
  • どういう会社なのか
をわかるように自己紹介をします。基本情報として
  • 名前
  • 年齢
  • 出身地
  • 住んでいる地域
  • 出身校
  • 家族構成やペット
  • 趣味
に加え、余裕があれば
  • 好きなスポーツチーム
  • 学生時代の部活
  • 好きなスポーツ
  • 好きな本や映画など
  • 好きな言葉(座右の銘)
  • 誕生日や干支、星座など
  • SNSアカウント・自分のプライベートなホームページ
  • 顔写真(普段のスナップ)
  • 仕事への想い!
などを書いておきましょう。人は自分と共通点を多く持つ人に親近感を抱きますので、ビジネス成約の可能性が高まります
会社の紹介

 

会社概要以外に、会社の歴史、どういう経緯で今の業態になったかなどを書いておくと、ビジネスへの信頼感が増します。先代の話や、昔の社屋などの写真があれば、それも用意しましょう。

 

料金と連絡先

 

料金は明確に書きましょう。相談ベースでは大金がかかるかもしれないと警戒し、お問い合わせすらしないことがあります。 < > また、ビジネスタイプの連絡先は、専用メールアドレスを作成し、ホームページ内に「お問い合わせフォーム」を設置するほうが、せっかくのメールが迷惑メールフォルダに入っているなどによるビジネスの機会損失を防げます。

タイプ③個人のプロフィールタイプ(趣味の個人サイト)

自分の伝えたいこと

 

自分のためのホームページですので、普段から思っていることや感じていることを、まとめて文章にしておきます。ブログのような思いついて書く短いものとは違い、
「私は普段からこう感じています」
「この事柄に関して、私はこう考えています」
などをカンタンにまとめておくと、ホームページ訪問者に伝わりやすくなります。

 

伝えたいことに必要な画像

 

上記の自分が伝えたいことを補足するような画像や動画を用意しましょう。イメージ画像などでもOKです。

 

自己紹介

 

自分のホームページですので、このホームページ全体が自己紹介のようなものですが、以下のような自己紹介項目を出すとより良いでしょう。ただし、個人サイトである性質上、自宅周辺が類推されるもの、同居家族が類推されるものは避けましょう。
  • 名前(ニックネーム可)
  • 年齢
  • 出身地
  • 出身校
  • ペット
  • 趣味
  • 好きなスポーツ
  • 好きな本や映画
  • 好きな言葉(座右の銘)
  • SNSアカウント
  • 写真(ロングショット写真*)
  • 連絡先(個人連絡先はNG)
写真はロングショット*という、被写体全体像が写るように遠くから撮るものがおすすめです。知人友人が見ればわかる、程度に認識できるくらいで良いでしょう。

 

連絡先は専用のメールアドレスを作り、プライベートで使用しているメールアドレスやアカウントは使わないようにしましょう。

2.個人のホームページをどうやって作るべきかチャート

ホームページを作ろうと決めた人は、とりあえずで良いので、公開することを目標にしてください。できれば自分の中で公開日を設定し、それに向かって作業を開始します。ホームページは作って公開してからが勝負なので、その前の段階で

 

作る・作らない

できる・できない

 

の部分にたくさん時間をかけるべきではありません。

 

実際にどうやってホームページを作るかは、以下のチャートを参考に適切な方法を選び、その方法で「自分にできる」ホームページ作りを開始します。

 

タイプ別個人ホームページの作り方表

タイプ ① 自分でコーディングまたはWordPress

タイプ ① は、HTML言語やアップローダーなどの専門知識を使って、自分でホームページの作成と開設までができます。ネットとWeb関連の基礎知識があるので、困ったことが起きても自分で調べて問題解決できます。

 

おすすめはカスタマイズのみでシンプルでデザイン性の高いサイトが仕上がるCMS、WordPressです。開始のための基本設定はサーバー*へのインストールのみ、15分ほどで作業開始が出来る手軽さがあります。

*サーバー契約は必要です。

 

好みのテンプレートを選択したら、あとは色やフォントなどを変更しながら自分好みのサイトにカスタマイズします。タイプ ① であれば、似たようなデザインをしている人のブログなどを参考にしながら、自分のイメージ通りのホームページ作成ができます。

 

さらにコーディングに詳しい人であれば、WordPress を本格的にコーディングしてプロ並みの高度なカスタマイズもできます。また、好みのソフト(本項おすすめソフト参照)を使って自分でゼロからホームページの作成をするのも、タイプ ① であれば可能です。

  • メリット:
セミプロレベルでホームページが作れるので、自分の好きなものが好きなように、最も低予算でできます。
  • デメリット:
好奇心が強く、学習意欲も技術習得力も高いタイプが多いので、必要以上に凝ったサイトにしようとして無駄に時間と労力をかけてしまう傾向があり、公開日を引き伸ばしがちです。

まずは、手に届く範囲のホームページを作成し、公開することを優先順位の一番にしましょう。凝った演出などは、公開してから順番に手をつけていくようにしましょう。

 

参考おすすめCMS・ソフトなど

 

WordPress:CMS

 

世界で最も利用されている無料のホームページ作成サービスです。HTMLやCSSの書き換えなど面倒で手間のかかるコーディング作業をしなくても、管理画面を通して直感的に記事や画像を登録・更新するだけでホームページ作成ができます。

 

おしゃれでカッコいい無料のテンプレートが多く、デザインなどの基礎がなくても理想に近いものが仕上がります。詳細なカスタマイズが出来るので、HTML・CSS以外にもPHPとJavaScriptなどの知識があった方が、よりイメージ通りの仕上がりになります。少し難易度はありますが、タイプ①の人にはおすすめです。

 

操作をする前に、WordPress日本語版にあるサポートに一通り目を通した方が良いでしょう。わからないことは有志の集まるサポートフォーラムで助けてもらえます。多くのQAログがあるので、検索すると必ず似たような質問が見つかります。

タイプ②カンタンにホームページが作れるサービス:

最も多いのがタイプ②です。ネット関連の小難しいことはわからないが、ブログ開設や更新程度の知識はあります。やったことがあること・知っていることならサクサクとできますが、作業途中でわからないことが出てくるとそこで手が止まってしまい、問題が解決せずにホームページ開設が延びてしまう可能性があります。

 

特に、サーバーに関した設定などのホームページ作成内容とは直接関係のない内容になるとお手上げの場合が多いでしょう。

 

タイプ②はホームページ開設までの一連の作業が順序立っていてサポートのある、「カンタンにホームページが作れるサービス」を利用しましょう。おすすめサービスは本記事の3章で紹介しています。

 

これでまずはホームページを開設し、その後、ブログをするようにホームページの中身を順次埋めていくやり方が向いています。

 

  • メリット:
利用するサービスにあるヘルプやガイドラインをよく読めば、必ず自力でホームページが開設できます。内容は難しいものではありません。
開設してからでも、あれこれ試しながら変更・進行できるので、基本、ホームページ作成に関した失敗がありません。まずはこの方法で1〜2ページ分を開設し、その後、ゆっくりページ数を増やしていきましょう。
  • デメリット:
難しくはありませんが、初めて使うツールではあるので確認しながら進む必要があります。無料版は公開できるページ数に制限があります。
  • 参考おすすめツール:
3章でまとめて紹介しています。

タイプ③無料ブログをホームページとして使う:

ネット関連がチンプンカンプンで、困った時に頼めるネットに詳しい友人がいない。さらに、ホームページ作りにはあまりお金をかけたくないという人は、とりあえず、お手伝いしてくれるお友達が見つかるまでは、大手ブロバイダーが運営する無料ブログをホームページ代わりに使いましょう。

 

ここでブログがうまく作れた人は、少し勉強すればタイプ②でもできる可能性があります。

  • メリット:
大手プロバイダーが運営しているので、多くの利用者が存在し、しかもその利用者には専門知識が全くありません。そのため、使い方の説明もカンタンで、わからない時のチュートリアルも小学生でもわかるくらい親切に作られています。大手なので、予告なく閉鎖されることがないため、ホームページ代わりとして長期に安心して使えます。
  • デメリット:
無料のまま利用すると、特にスマホ版には広告が出ます。広告を消したい場合は有料版(月額200円〜1,000円前後。プロバイダーによる)に切り替えると、広告が消せます。
  • 参考おすすめブログサービス:
  • アメブロ
  • 大手プロバイダーの中では健全性が高く、ブログ内リテラシーが高いのが特徴です。多くの有名人が利用していることもあり、集客力が高いブログサービスです。
テンプレートが豊富で操作がカンタンです。ただし、商業行為に対して厳しい傾向があるので、ビジネス目的で利用する場合は、ご自身の活動を記録するブログとして利用する形をお勧めします。目安として、
  • セミナー案内などの「情報のみ」はOK
  • ブログ内での直接的な販促・勧誘・誘導はNG
という傾向があります。
  • FC2ブログ
  • FC2内で大量のコンテンツを有するブログサービスです。ランキング機能などもあるので、有益な記事を書くと一気に人が集まります。過去、多くの類似プロバイダーが閉鎖に追い込まれましたが、あらゆるトラブルをサバイバルした生き残り組ですので、今後も生き残る確率の高いブログです。
比較的ビジネス利用に対して寛容なブログであり、かなり具体的な販促活動でもアカウント停止などにはなりません。(ただし、風俗系には厳しい傾向があります)

タイプ④頼んだ方が早い!外注して更新だけ頑張る:

  • 説明:
タイプ④がホームページ作成を自分でやれば、ブログでもCMSツールでも完成まで何年かかるかわかりません。予算の範囲でお金を払って作ってもらい、更新をメインに頑張りましょう。
  • メリット:
プロにお願いして作ってもらうので、手早く完璧なものが仕上がってきます。何より、ホームページ作成作業のための時間とエネルギーを取られれないことが最大のメリットです。
  • デメリット:
お金がかかることがデメリットです。ホームページ作成の金額は、基本はページ数の多さと比例します。比較的安く作成する方法としては
  1. ページ数の少ないホームページにする
  2. 凝ったデザインなどをお願いしない
  3. 納期を緩めにする(デザイン事務所の作業の合間にやってもらう)
という事に徹すれば、かなり良心的に請け負ってくれるところもあります。デザイン業界の平均単価は10万円です。
  • 依頼先の探し方:
  • ネット検索の場合:
  • ホームページ制作には打ち合わせが3回くらいはありますので、近距離〜通勤の範囲内の方が良いでしょう。または、リモート打ち合わせもある会社を選びましょう。

     

    デザイン会社のホームページには過去に作成したホームページが載っていますので、1章でイメージした自分のホームページ完成図と近いものがあるところを選ぶと良いでしょう。
  • 知人友人のツテの場合:
  • 個人のデザイン事務所をしている人か、ホームページ制作が得意な(趣味も含め)人を探しましょう。デザイン事務所の場合は支払いが発生しますが(応相談でこちらから予算を言います)、趣味でホームページ制作をしている人の場合は、薄謝と企業リンクをつけてあげるだけでOKの場合もあります。根気よく探してみましょう。

2-1.ホームページを作る前に確認しておくこと

①いつ公開するかを決める

 

必ず公開日を設定し、その設定で計画をします。公開日を決めないと、あっとうまに3年くらい経過してしまい、内容を書き直さなければならないことになります。
②画像と動画の商用利用などの確認

 

ホームページに使う画像や動画は、可能な限り自分で撮影したものを使います。これは、ホームページ上の著作権・著作者人格権などのトラブルを避けるための自衛手段です。

 

また、良いものが手元にない・うまく撮影できない場合は、商用利用OKな画像を購入します。フリー画像の利用をする場合でも、必ず商用利用可能かを確認しましょう

 

画像購入先参考:
無料:イラストAC
③独自ドメインを使うかどうかを考えておく

 

ドメインとは、ホームページの住所です。例えば、Amazonのamazon.co.jp/というドメインは、ネット上のAmazonジャパンのホームページ住所です。仮にhomepage.comというホームページを作る場合は、

 

独自ドメイン名:homepage.com

 

という独自ドメインを購入しなくてはなりません。これは homepage.comという土地を買うのと似ています。 homepage.comという土地(独自ドメイン)を購入し、その上に自分のホームページ(家)を建築したというイメージです。独自ドメインは年間使用料(固定資産税のようなもの)を支払い、毎年更新します。

 

会社のコーポレートサイトのような「自社ブランド」のためのホームページならば、ブランド保護という観点から独自ドメインである方が良いでしょう。自社の名前がついたアドレス(土地)の上に、自社ビル(ホームページ)があるイメージです。

 

個人の趣味、名刺がわりや会社のサブのホームページ的な位置付けであれば、独自ドメインの必要性はありません。独自ドメインではない場合は、借地の上に家を立てる・マンションを買うのと似ています。この場合は、毎年の使用料は不要です。
  • 取得方法
お名前ドットコムなどのドメインを公式販売をしている会社で、好みのドメイン名を購入します。手続きは普通のネットの買い物と同じでとてもカンタンですので、購入することへの心配は不要です。クレジットカードがある方が手早くお買い物ができます。

 

【参照:お名前ドットコム
【参照:ムームードメイン

3.個人のホームページがカンタンにできる優秀ホームページ作成ツール4つ

本章では、専門知識ゼロ、コストも時間もかけないでカンタンにホームページが完成するホームページ作成ツールを紹介します。特に2章のチャートでタイプ②だった方は、こちらを参考にしてください。

 

ツールを選ぶ時は、以下のことを留意して選ぶと良いでしょう。

  • 本当にいまの自分の知識でできるのか
ホームページ作成ツールにも難易度がいろいろあり、少し知識がないと思った通りのものができない場合もあります。現在、ホームページは2〜3年ごとにリニューアルするのが主流ですので、まずは自分が扱える範囲の技術のホームページ作成ツールを選び、習熟度に沿って、気に入ったツールに乗り換えると良いでしょう。
  • 十分な容量があるのか
画像や動画が多い、ページ数の多いものにする予定がある場合は、容量が大きいか、または容量があとで追加(有料)できるかを確認しましょう。容量オーバーの場合でもホームページの閲覧はできますが、一部の画像や動画が反映されなくなります。
目安として、動画と画像多めのホームページの場合、50MBで20ページくらいが作成できます。
  • 邪魔なレベルの広告がないか
ホームページ作成ツールは基本無料のところが多いのですが、代わりに、広告がはいります。
控えめな広告の会社と、そうではないところがあります。多くの場合h、広告はフッターという画面の一番下あたりに表示されます。ただし、スマホで見る場合は、想像以上に広告が目立ちます。
広告が表示されるのは、無料で提供する代わりに広告費で運営をするビジネスモデルだからです。そのため、自分の紹介したいホームページの内容とかけ離れた広告が表示される場合もあります。
  • 独自ドメインは使えるのか
すでに独自ドメインを持っている場合、独自ドメインが使えるかどうかを確認します。非対応のところは、独自ドメインが使えません。*独自ドメインとは自分のホームページ固有の名前です。
【参照:ドメイン名 ウィキペディア】
  • 商用もOKか
個人の趣味のサイト以外は、商用目的利用がOKかを必ず確認します。この許可がないところでビジネス行為を行うと、最悪の場合、アカウント削除をされる可能性があります。アカウント削除されると、せっかく作ったホームページが消えてしまうばかりか、データなども消えてしまう可能性があります。
商行為かどうかを決める範囲は約款に記載がありますが。、作成ツールサイトの最初のページに商用利用OKなどの文言が書いてあります。

3-1.個人ホームページ作成おすすめ4ツール比較(料金・容量・広告・商用利用ほか)

個人ホームーページ作成おすすめツール比較表

① Jimdo(ジンドゥー)

特徴
趣味・企業など様々な目的に合わせたテンプレートが豊富で、画面に出てくる指示にしたがって操作をすると3ステップでホームページ作成が進みます。全てドラッグ&ドロップするだけです。あとは、1章で準備していたコンテンツを各バーツに入力すれは完成です。
【ジンドゥーAIビルダー】ページ作成ステップ
広告のうるささ
フッター部分にちょこっと表示される程度であまり目立ちません。また、広告の色も品良く控えめなので、広告だと気がつかないケースもあります。
商用OK
商用OKで、予約サイトや通販サイトも作成できます。ただし、無料版にはアクセス解析がついていませんので、ユーザーの動向などのマーケティングデータが取れません。必要に応じて、Googleアナリティクスなどの解析ツールを入れるか、Jimdo(ジンドゥー)プロ版に移行しましょう。
独自ドメイン
独自ドメインに対応しています。最初は無料で使用し、途中から独自ドメインに変更もできます。独自ドメインの購入も、Jimdo(ジンドゥー内でできます。
無料と有料の違い
無料版は、独自ドメインが使えず、広告が表示されます。有料版はプランにより容量が増えていきます。段階的なプラン変更もできます。
専門知識の必要性
専門知識がなくてもおしゃれでスマートなホームページが作れます。ただし、作成STEP1・2のところで選択を間違うと想像していたものと違うものができてしまうことがあるので、1章で紹介した完成イメージ図と目的は明確にしておきましょう。

ジンドゥー(Jimdo)には、ジンドゥークリエイタージンドゥー AI ビルダーの2つのサービスがあり、作成初期画面で下図の赤丸部分(ジンドゥークリエイター)を選択すると、専門知識を使った高度なカスタマイズもできます。

ジンドゥーサービス選定イメージ画像

② Wix

特徴
Wix内に写真や動画素材の提供があるので、文章以外のコンテンツのほとんどをWixで揃えて公開ができる手間のかからないホームページ作成ができます。

 

ステップは下図の3つです。Wixからの質問に答えて、自分がこれから作るホームページの要件を入れていきます。プルダウンメニューで選択できます。AIのお任せ作成は、AIがテンプレートを選んで作成してくれます。自分で選べるエディターモードと選択ができます。

 

Wixのテンプレートの豊富さには目をみはるものがあり、現存するビジネスのほとんどに対して適切なテンプレートがWix内に存在しています。そのため、AIお任せにしても失敗なく目的に沿ったホームページ作成ができます
WixHP作成手順画像
広告のうるささ
Wixの広告がサイト内で表示されますが、半透明であまり目立ちません。また、ファビコンというホームページ上部のタブ部分に、WIxのロゴマークのようなものが表示されます。これも控えめで静かな広告です。
Wixヘッダーイメージ画像
商用OK
商用OKで使え、あらゆるビジネスに対応できます。
【参照:Wix約款
独自ドメイン
独自ドメインは有料プランから使えます。ドメイン購入そのものをWixの画面からも購入できます。Wixの無料版で作ったサイトを、のちに独自ドメインにして運用できます。
無料と有料の違い
有料にすると、広告が消え・容量が増え・独自ドメインが使えるようになります。有料版にはネットショップなどの運営をするタイプと、普通のホームページ運営をするタイプで料金が分かれます。Wixプレミアムプラン14日間のお試しがあります。
専門知識の必要性
「全ての人にホームページを」がテーマのWixですので、Wixが提供するテンプレートをそのまま使う分には、専門知識は不要です。ただし、カスタマイズをしたい場合には、HTMLとCSSの知識が必要になります。

③Goope(グーペ)

特徴
月額1,000円の有料版からしかありませんが、ほぼ1〜2時間でプロが作成したような本格的なホームページが完成する優秀なホームページ作成ツールです。速さの秘密は、目的や職業ごとに最適なテンプレートが用意されているので、そもそも1章で提案した「完成イメージ」すら準備する必要がありません。
テンプレート4,000種ほどあり、
  • 飲食
  • 美容
  • スクール
  • 医療・福祉
  • ビジネス
  • 施設・団体
  • ハンドメイド作家
  • ポートフォリオ
と、ホームページを作るほとんどの目的に対応できます。テンプレートを選んだら、あらかじめ決められたフォーマットにコンテンツを入れて行くだけで完成します。14日間のお試しプランがあります。
グーぺイメージ画像
広告のうるささ
有料版からしかありませんので、はじめから広告はありません。
商用OK
商用OKです。
独自ドメイン
独自ドメインが使えます。月額300円の独自ドメインプランをつけると、Goo-peから独自ドメインを購入ができます。
専門知識の必要性
専門知識は不要です。例えば、マニュアルも読まずにいきなり作成開始しても、必ず完璧なホームページが完成するほどカンタンです。今回紹介したツールの中では、最短最速でホームページが完成しますので、短期間で質の良いホームページを作って公開したい人にとってうってつけです。

 

Goopeアプリで出先でホームページを編集することもできます。また、テンプレートの色や画像などをカスタマイズもできます。

④ AmebaOwnd

特徴
アメブロ(サイバーエージェント)が持っているホームページ作成ツールです。テンプレートが豊富で美しいホームページが完成します。アメブロIDでログインができるので、ホームページとブログの両方を運営できます。例えば、
  • 普段のアメブロで毎日のことを更新、カンタンなビジネスインフォメーションで動員
  • AmebaOwndでホームページとして、ビジネスを本格的に宣伝 
などの使い方ができます。作成方法は下図のようにホームページ作成を選択し、任意のテンプレートを選んで、コンテンツを入れて行くだけで完成します。無料版では10ページまで増やせます。

 

その他の特徴として、Instagram・Facebookなど外部サイトへの連携がカンタンで、AmebaOwndで作成した記事はそのまま各SNSで自動発信されますのでSNSごとに記事を作成をする必要がなくなります。
AmebaOwnd 利用手順
広告のうるささ
ホームページの上部または下部に広告が表示されます。アメブロ本体の広告と比較すると控えめな配色のものが使われていて、あまり目立ちません。広告は外部のものと、AmebaOwndロゴが表示されます。
商用OK
無料のままでも商用利用できます。アメブロでは書けなかったビジネス行為もAmebaOwnedではOKです。
独自ドメイン
無料で独自ドメイン設定ができます。
無料と有料の違い
無料版は10ページまでしか作れません。有料版はページ数が無限に増やせ、全ての広告を非表示にできます。無料で開始して、途中から有料版に移行ができます。有料版から無料版に戻した場合は、作成したページは削除されませんが、1〜10ページ分しか公開されませんので、残りは「非公開ページ」と表示されます。
専門知識の必要性:
専門性知識は不要ですが、アメブロ独自のローカルルールなどがあるので、ある程度アメブロの世界観に慣れている人の方が使いやすいでしょう。アプリがあるのでスマホで更新ができます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

個人のホームページ作成について

  1. 個人のホームページ作りに必要な準備3つ
  2. 個人のホームページをどうやって作るべきかチャート
  3. 個人のホームページがカンタンにできる優秀ホームページ作成ツール4つ

をまとめました。これから作ろうと思っているホームページに合わせ、最適なものを選んでご活用ください。