みなさんは"デザイン"と聞くと何を思い浮かべますか? 一言で表すのは難しいですが、あらゆる場面で"デザイン"が関わっていることはなんとなくわかりますよね。
例えば販促物。販促(販売促進)とは、商品を購入してもらう・サービスを利用してもらうために、お客さんの行動を後押ししたり誘導することです。ホームページやブログも、目的や内容によっては販促のひとつと言えます。
ホームページで使う背景画像や近所に配るチラシを作るとき、「もう少しクオリティの高いものを作れたらな...」と思ったことはありませんか? でもデザイナーや印刷会社に依頼する経費は掛けたくないものです。
今回はそんなお悩みを解決できる誰でも簡単に使えるデザインツール Canva(キャンバ)をご紹介します。
「自分でデザインをする」と聞くと一気に敷居が高く思えますが、Jimdo でホームページを作っているみなさんなら大丈夫。豊富なテンプレートをベースに、オリジナルな販促物のデザインを作ることができます。
それでは Canva でどんなデザインを作れるでしょうか。Canva で作成したデザインを使った一般的な販促方法をみてみましょう。
インターネットを使った販促
いまや生活に深く根付いており、たくさんの人に見てもらえる可能性があるインターネット。いつでも情報を更新できたり、コストを押さえて販促できるのがメリットです。
ホームページ・SNS などいろんな方法がありますが、初心者でも手軽に始めやすいものも多いです。どんな方法でも画像は必須になりますが、Canva を使えば多方面のデザインをハイクオリティに仕上げることができます。
ホームページ
訪れた人に情報を伝えたり営業をしてくれる、インターネット上の店舗のようなもの。ブランドや会社のイメージそのものとなります。問い合わせや申し込みの窓口にもなるので、他の販促をおこなう際にもあると便利です。
ブログ
ホームページにある基本情報とは別にお知らせやお得な情報など、お客さんの為になることや、商品やサービスに関わる内容を更新する場として最適です。購買意欲を高められたり、サービスを利用するきっかけになることもあります。
メールマガジン
購読してくれた顧客や見込み客に、自ら連絡ができる貴重な手段です。読者の興味を引くような件名と内容を心がけましょう。サポートやノウハウの提供、お得な情報を発信することで、リピーター作りやサービスの継続利用に効果的です。
他の SNS と比べて30~40代以上の利用者が多く、実名登録で信頼性も高いことからビジネスで利用している人も多いのが特徴です。企業ページの作成や広告運用はもちろん、イベントの管理にも便利です。
若年層に根強い人気のある Twitter は、不特定多数の人にも情報が伝わりやすく最も拡散効果のある SNS。ユーモアを交えた親しみやすい投稿で人気になった企業アカウントなどもあるので、参考にしてみては?
写真投稿がメインの SNS で、10〜30代の女性ユーザーが中心です。投稿への反応率が高い傾向にあるので、ブランドのイメージや商品の魅力を伝えられる運用ができれば、効果的に商品の購入を促すことができます。
紙を使った販促
古くから使われている紙媒体は、手元で見て確認ができたり、複数人で回して情報共有がしやすいなど、変わらない安心感があります。
Canva では紙媒体のデザインももちろん可能です。
フライヤーの配布や名刺交換のように効果測定がしづらいものもありますが、エリアを絞って販促を行えたり、見込み客に情報を送ったりと、特定の人にこちらから働きかけることができます。
Canva で作成した各デザインの一例を見てみましょう。
名刺
直接相手から受け取るものなので、長く保存してもらえる大事な販促ツールです。見返したときに思い出しやすいよう、連絡先以外にサービスの情報を入れたり、個人のプロフィールを入れたりと工夫してみましょう。
DM(ダイレクトメール)
一度利用してくれた顧客や、資料請求をしてくれた見込み客に、直接郵送で情報を届けることができます。図のようなカード以外にも、カタログ冊子が入ったものや、化粧品のサンプルがついたものもあります。
フライヤー
街で配布したり、店舗に置いてもらったりと、集客目的で利用することが多いフライヤー。不特定多数が対象なこともあり大きな効果は得づらいですが、認知度を上げることもできるツールです。
デザインさえできてしまえば実行に移せるので、手軽にできることも魅力です。
ポスター
街中で無意識に目にしている広告やポスター。基本的には受動的に情報を与える役割になります。
こちらから働きかけることはできないので即効性にはかけますが、ふとしたときに思い出して購入や来店に繋がるケースもあるので、ブランドの認知向上に効果的です。
販促物をデザインする前に考えておくこと
販促には上記以外にもいろいろな手段があり、「これさえやっておけば大丈夫!」という正解はありません。何をするにも、発信側の一方的な販促にならないようにすることが大事です。
そのためにも、デザインを作りはじめる前にお客さんが情報を目にする環境を考えておきましょう。
例えばポスターの場合、街中に貼られるものなのでまずは気づいてもらうことが重要です。淡い色ばかり使ったり、文字がすべて小さくメリハリがなかったりすると、歩いている人の目に入らないかもしれません。例えばセールの場合は「SALE」「30%OFF」など一番メリットに感じられる情報を強調するといいでしょう。
さらに紙媒体の場合は、ポスターやフライヤーで情報を知ったあと、更に詳細を調べたりイベントに申し込むためにホームページにアクセスする流れが多くあります。長いURLを載せると入力が大変なので短縮 URL を活用したり、バーコードリーダーですぐに読み取れるようバーコードを載せるのもひとつの手です。
お客さんが情報を見つけやすく、ゴール(購入や申し込み)までたどり着きやすいよう、一連の流れを一度考えてみてください。その上で見た目のデザインに情報を配置して落とし込んでいくことが、販促物のデザインに大切なことです。
初心者でもデザインができる Canva
いかがでしたか? ホームページの画像や販促に使うチラシなどは、いくら努力してもスキルがないと素人感のあるデザインになってしまいがちです。
今回ご紹介した誰でも簡単に使えるデザインツールの Canva を使って、ワンランク上のホームページを作成してみませんか?
使い方はたったの3ステップ!
1. 作るものを決める
2. テンプレートを選ぶ
3. 写真と文字を変更