有名ブランドのホームページをチェックするとき、アドレスバーにブランド名を入れて、後ろに「.com」をつければ、クリック一つでそのホームページへ行けることが多いですよね。それは、検索時の手間を省くことができるため、「ホームページに訪れてもらう」という点で優れていると言えるでしょう。ドメインの賢い選択をすることで、より多くの人へホームページを届けることができます。
ターゲットが日本のみであれば「.jp」、全世界に発信したいのであれば「.com」は未だ正しい選択と言えます。
しかし、いざドメインを取得しようと思っても、なかなか良いアイデアが浮かばずにドメインを決めきれないこともあります。今回はそんなときに役に立つドメインの選び方をご紹介します。
インデックス
最適なドメインを探す方法
まずはそのホームページが商用なのか、趣味用なのか、ブログなのか、目的を定めましょう。あなたのホームページのタイプや、訪問者がそのホームページを探すためにどのような検索ワードを使うのかによって最適なドメインが異なるため、はじめに目的を定めることが重要なポイントになってきます。
■会社などの商用で使う場合
会社のホームページであれば、ドメインに会社名は当然入っているべきものです。会社名がドメインに入ることでホームページ訪問者が 「ブランド」を認識することができたり、会社の名刺にもホームページの URL やメールアドレスとしてドメインを記載することがあるため、信頼にも繋がります。
もし会社名が長ければ、使用可能な略語を考えた方がいいでしょう。覚えやすくて簡単なドメインであることが重要です。
例)日本サッカー協会 → Japan Football Association → www.JFA.jp
■特定地域を拠点にした事業で使う場合
特定の地域を拠点にしているのであれば、地域や都市名をドメインに入れることをおすすめします。地域との関わりがビジネスモデルの一部であるならば、ドメインであなたのビジネスの拠点を示すことができます。
たとえば、あなたが沖縄を拠点に活動するウェディングフォトグラファーだとしたら、「thebestweddingphotos.com」といった一般的なドメインにしてしまうと、「沖縄を拠点にしている」ということが訪問者に伝わりにくくなってしまいます。しかし「weddingphotos-okinawa.jp」であれば、URL に「okinawa」や「.jp」入っていることで日本や沖縄を拠点にしていることが一目で分かり、Google での格付けも良くなるでしょう。
■ブログ・趣味用で使う場合
ブログや趣味用のホームページにおいて、あなたが強調したい特性は何ですか? 旅、DIY 、料理、映画、スポーツ、もしくはあなた自身でしょうか。
もし、そのホームページが 音楽 に関するホームページであれば、ドメインには
「music」や「artist」などホームページで伝えたいことに特化した単語を含むべきです。
たとえば、Jimdo が音楽活動を応援する情報ポータルとして「JIMDO MUSIC」というホームページがあり、ホームページのドメインにも「jimdomusic.com」を使用しています。このドメインによってホームページ訪問者はこのホームページに何を期待できるかを事前に知ることができます。これは検索エンジンに対しても同じことが言えます。
使いたいドメインは使用可能か
完璧なドメイン名を思いついても、利用状況を調べたらすでに使われていた! なんて可能性も…。でも、それで落ち込むことはありません。まだ手段はありますよ!
日本でしか取得ができない「.jp」は人気も高く、信頼性も高いドメインです。「.net」や「.info」のドメインでも良いのでは? と思うかもしれませんが、これらのドメインによる優位性は特にないと言われています。
しかし、「.jp」は「.com」や「.net」などのドメインよりも価格が高いこともあるので、ドメインに予算をかけたくない場合は最も一般的な「.com」の取得が良いでしょう。
ドメインを考えるときは独自性を意識してみてください。ドメインがすでに使われている場合にも有効です。さっそく以下のテクニックを試してみましょう。
また、友人に別の選択肢を聞いてみるのもいいでしょう。外部からの視点は、全く考えもつかなかったドメイン名へのインスピレーションを与えてくれます。
完全一致ドメインを使ってみよう
数年前、検索時に Google でのランキングを上げるため、ユーザーが使うキーワードと全く同じ単語をドメイン名に使うというものが流行りました。
たとえば、検索ワードが「沖縄 ウェディング 写真撮影 価格」なら、 wedding-photography-okinawa-price.jp という風に。しかし、このようなドメイン名は Google によってスパムとして認識されることがあるためおすすめしません。
今回ご紹介するのは「完全一致ドメイン」と呼ばれるもので、キーワードドメインと同じく1つ以上のキーワードを含んだドメインですが、上の例のように検索時のキーワードの全てをそのまま入れるわけではなく、その中からあなたの事業を表現する単語をいくつか選びドメインにしたものです。
上記の例を完全一致ドメインに当てはめてみると、
「沖縄 ウェデング 撮影」の単語を選び、
weddingphotographerokinawa.jp とするか、または沖縄を強調して
weddingphotographer-okinawa.jp とするのが良いでしょう。
ポイントとしては、
■ price を入れない
price はあなたの事業を直接的に説明するものではなく単なるキーワードのため、ドメインに入っていると Google からキーワードドメインであるとして、スパムと認識される恐れがあるため。
■ ハイフンを使いすぎない
ハイフンは上手く使うとすっきりとみせることができますが、使いすぎるとドメインが長くなるため、1〜2個以内に抑え使いすぎは控えましょう。
まず、ドメインを選ぶ上で、そのドメインがあなたやあなたのサービスに影響を与えそうかどうかを考えることが重要です。それを考える中で「完全一致ドメイン」は役立ちます。また、もし独自のブランドやクラブ名などがあるなら、それをドメイン名に加えてみるのも1つの案です。
今回はあなたのホームページにぴったりなドメインの選び方をご紹介しましたが、
ドメインを選ぶときに SEO だけを意識するのではなく、独自性やホームページ訪問者側に立って考えるべきです。
せっかくホームページの訪問者に分かりやすいドメイン名であっても、ホームページの更新率が低かったり、優良なコンテンツの少ない質の低いホームページに関しては、検索エンジンでの評価を下げられてしまいます。
最適なドメインを選ぶのと同時に、ホームページの更新もしていきましょう。
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